FW:鈴木章斗(すずき・あきと)

【写真:Getty Images】
生年月日:2003年7月30日
所属クラブ:湘南ベルマーレ
2025リーグ戦成績:22試合3得点2アシスト
仮に東アジアE-1サッカー選手権(E-1選手権)が2024年に行われていれば、鈴木章斗の代表招集は十分検討ラインに乗ったかもしれない。湘南ベルマーレの攻撃をけん引する21歳のアタッカーは森保ジャパンで見てみたい選手の一人ではあるが、2025シーズンの成績だけを考慮すると代表招集には些か物足りなさが残る。
鈴木章斗にとって2024シーズンは飛躍の1年だった。明治安田J1リーグでは34試合10得点1アシストをマーク。自身初の二桁得点を記録し、湘南のエースとして広く認知されるようになった。
身長は180cmとフォワード(FW)としては大柄で、身体の使い方が上手く、前線でしっかりとボールを収めることができる。シーズン二桁得点の原動力となったポジショニングの良さやフィニッシュワークの巧みさは、鈴木章斗の代名詞である。
しかし、今季はゴールペースが鈍化。J1では22試合3得点2アシストと、昨季ほどのインパクトを残せていない。もちろん、FWの個人成績はチーム状況と密接に繋がっている。
J2降格圏間近の17位に沈む湘南においてなかなか良い形でボールがもらえないという現実はあるが、湘南が昨季も残留争いをしていた点を踏まえると、今季の得点減をチーム状況だけのせいにするのは無理がある。
昨季に見せた輝きが鮮烈だっただけに、E-1選手権で鈴木章斗のプレーを見てみたかったと願うファンは決して少なくなかったはずだ。代表招集を実現するために最も必要なのは、安定してゴールを生み出す“継続性”なのかもしれない。
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