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フォーカス 5か月前

あまりに残念…。サッカー日本代表、E-1選手権で期待外れだった選手5人。アピールに失敗したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka,Editor

MF:久保藤次郎(くぼ・とうじろう)

サッカー日本代表 久保藤次郎
【写真:Getty Images】

生年月日:1999年4月5日(26歳)
所属クラブ:柏レイソル
E-1選手権2025成績:1試合0ゴール1アシスト

 今季のJ1で上位躍進を果たし、サプライズチームの一つとなっている柏レイソル。その原動力となっているのが、新加入の久保藤次郎だ。

 26歳のサイドアタッカーは、ドリブルでの縦方向への突破とチャンスメイクが持ち味だ。今季は高い決定力も披露し、リーグ戦23試合で5ゴールを記録。7月15日には、6月の「2025明治安田J1リーグKONAMI 月間MVP」を受賞したことが発表された。

 Jリーグのファン・サポーターであれば誰もが知る右ウイングバックの実力者に成長したが、だからこそE-1選手権での久保のパフォーマンスには物足りなさが感じられた。

 久保はホンコン・チャイナ代表戦で先発出場。64分までプレーし、代表デビューを果たした。26分にはジャーメイン良のゴールをアシストしている。

 この試合では、積極的に仕掛けにいく姿勢を見せていたのは良かったが、それが攻撃に厚みをもたらしていたかは疑問符がつく。縦方向へドリブルで突破するシーンは少なく、クラブで見せているような迫力あるプレーは影を潜めた。持ち味を100%発揮できたとは言い難い。

 周りの選手のサポートの仕方など、クラブとは違うメンバーであったこともプレー判断に影響しているかもしれない。が、逆サイドで相馬勇紀が見せたような、思い切りの良い自信あふれるプレーを求めたいところだ。

 その後、中国代表戦、続く韓国代表戦で久保の出番は訪れず。特に事実上の決勝戦となった韓国代表戦は、前2試合で好パフォーマンスを披露した選手たちが先発に名を連ねた。これを考えると、残念ながら久保のデビュー戦はほろ苦いものになったと言えるだろう。

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