フットボールチャンネル

フォーカス 5か月前

あまりに残念…。サッカー日本代表、E-1選手権で期待外れだった選手5人。アピールに失敗したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka,Editor

MF:俵積田晃太(たわらつみだ・こうた)

サッカー日本代表MF俵積田晃太
【写真:田中伸弥】

生年月日:2004年5月14日(21歳)
所属クラブ:FC東京
E-1選手権2025成績:1試合0ゴール0アシスト

“青赤”の将来を担うドリブラーは、E-1選手権で爪痕を残すことができなかった。

 現在21歳の俵積田晃太は、海外組を含めた6月シリーズで日本代表に初招集された。同月6日に行われたFIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選(3次予選)のオーストラリア代表戦でいきなり先発に名を連ねている。そのまま国内組中心で臨んだE-1選手権にも招集され、森保一監督の大きな期待を感じさせた。

 しかし、結果としてその期待に応える内容だったとは言い難い。

 E-1選手権では、第2戦の中国代表戦でスタートから64分までプレー。Jリーグで無双していたドリブルでの突破力は100%とは言えずとも、しっかりと発揮できていた印象だ。

 その一方で、ドリブルで仕掛けた“後”の判断には明確な課題が残った。プレーの精度が低く、同選手の突破がチームのチャンスに繋がらない。ドリブルは通用していただけに、残念なパフォーマンスだった。

 最終的に中国代表戦が俵積田にとって、今大会唯一の出場となった。最大のライバルとの直接対決となる韓国代表戦でチャンスを与えられなかったのは、中国代表戦で露呈した実力不足感が少なからず影響しているかもしれない。

 フル代表の左サイドには、三笘薫や中村敬斗などドリブル技術に加えてチャンスメイク、シュートと、プラスアルファの強みを備えた選手が揃っている。俵積田がそのレベルに食い込んでいくためには、あと一段階のステップアップが求められる。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!