6位：リバプール（イングランド）

総売却額：6070万ユーロ（約97.1億円）

　6位には、6070万ユーロ（約97.1億円）の売却益を記録したリバプールがランクインした。2024/25シーズンのプレミアリーグ王者は、2選手をサウジアラビアのクラブに売却している。

　リバプールは2023年夏に思い切った放出を行う。その理由がユルゲン・クロップ政権でのマンネリ化と主力選手の高齢化だ。2022/23シーズンは攻守両面で過去数シーズンと比較をすると数字が伸び悩み、結果的に5位でフィニシュ。UEFAチャンピオンズリーグ（CL）出場権を逃していた。

　これを受けて大胆な放出を行う。その売り手となったのがサウジアラビアのクラブだった。

　当時29歳の元ブラジル代表MFファビーニョを移籍金4670万ユーロ（約74.7億円）でアル・イテハドに、主将のジョーダン・ヘンダーソンを移籍金1400万ユーロ（約22.4億円）でリバプールOBのスティーブン・ジェラードが率いていたアル・イテファクに放出した。また、契約満了で退団したロベルト・フィルミーノもフリーでアル・アハリに移籍している。

　2024年夏はサウジアラビアへの移籍が0例だったが、今夏はアルネ・スロット新体制で序列が下がっているウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスと、契約延長に進展がないコロンビア代表FWルイス・ディアスらに同国のクラブへの移籍が噂されている。仮に彼らの契約が成立した場合は、一気にこのランキングで上位に入りそうだ。

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