6位:冨安健洋(とみやす・たけひろ)
生年月日:1998年8月31日
移籍先:ボローニャ(イタリア)→アーセナル(イングランド)
移籍日:2021年8月31日
移籍金:1860万ユーロ(約29億7600億円)
日本史上最強のセンターバックと評される冨安健洋は、2021年夏にイタリアのボローニャからイングランドのアーセナルに移籍した。
その際、1860万ユーロ(約29億7600万円)の移籍金が動いた。
冨安は19歳でアビスパ福岡を離れ、ベルギーのシント=トロイデンで欧州挑戦をスタート。すぐに評価を高め、イタリア・セリエAのボローニャでも主力として活躍した。
持ち前の対人守備力と戦術理解度の高さで注目され、2021年には欧州トップクラスの強豪アーセナルにステップアップを果たした。
2023/24シーズンには、主に左サイドバックとして起用され、守備面に加えて、的確なタイミングでの攻撃参加でもチームに貢献。柔軟なポジショニングと落ち着いたボールさばきで信頼を集め、2024年5月時点での市場価値は3500万ユーロ(約56億円)に達した。
一方で、アーセナル加入後はケガとの戦いでもあった。特にひざの負傷を繰り返し、2024/25シーズンのプレミアリーグ出場はわずか1試合にとどまった。
そして2025年7月、アーセナルとの契約は双方合意のもとで解除されることに。4年間在籍したとはいえ、最終的には移籍金ゼロでの退団となった。
現在は日本でのリハビリに専念する意向を明かしており、復帰時期は未定。それでも市場価値は1800万ユーロ(約28億8000万円)と依然高水準を保っており、完全復活への期待は今も根強い。
【関連記事】えぐい稼ぎ…。欧州日本人、最新の高額年俸ランキング2025
大低迷…。欧州でまったく輝けなかった日本人選手10人
なぜ転落…。 日本の「消えた天才」サッカー選手10人 【了】
