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Jリーグ 3か月前

戦力アップ大成功!? 2025年夏、J1補強評価ランキング1~5位。最も充実した移籍期間を過ごしたのは?

シリーズ:Jリーグ補強評価ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:FC町田ゼルビア

収容率ランキング 町田ゼルビア 町田GIONスタジアム
【写真:Getty Images】

2025 J1リーグ順位:3位
主な新戦力:ネタ・ラヴィ、増山朝陽
主な放出選手:深港壮一郎、バスケス・バイロン

 初のJ1制覇を目指すFC町田ゼルビアは、夏の補強も抜かりなく、充実した戦力をそろえた。

 2024シーズンにJ1優勝を争った町田は、白崎凌兵、谷晃生、オ・セフンらを完全移籍に切り替えたほか、岡村大八や青森山田高等学校で黒田剛監督の指導を受けた菊池流帆も加入し、2025シーズンを始めた。

 この充実の選手層を武器に上位争いを続ける町田は、7月にV・ファーレン長崎から増山朝陽を迎え、右サイドを強化している。

 さらに大きかったのは、8月にガンバ大阪からネタ・ラヴィが加入したことだろう。今後の適応次第ではあるものの、Jリーグでの実績は十分で、町田も即戦力として期待しているはずだ。

 一方で、主力の流出は皆無。深港壮一郎のいわきFC移籍や、バスケス・バイロンの栃木シティ行きはいずれも余剰戦力の整理であり、純粋に戦力強化につながった。

 町田は6月11日の天皇杯2回戦から公式戦11連勝。もともとチームの総合力は高い。8月23日に行われたJ1第27節の横浜F・マリノス戦で引き分けて連勝は止まったが、良い状態のチームに変化を加えることは、かえって良くない方向に傾く可能性もあり、移籍件数の少なさは計画通りだろう。

 今後、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)が始まって過密日程になることを見据えて選手層を厚くし、昨シーズンに課題となった終盤の失速を防ぐ陣容を整えた。

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