2位:FC東京
2025 J1リーグ順位:15位
主な新戦力:マルコス・ギリェルメ、室屋成、アレクサンダー・ショルツ
主な放出選手:木村誠二、野澤大志ブランドン
2025シーズンのFC東京は、シーズン序盤から大苦戦を強いられた。第10節まで2勝と苦しみ、一時は降格圏に低迷していたが、6月の特別期間を活かして戦力アップに成功し、調子を上げている。
6月の特別期間でハノーファーから室屋成、浦和レッズから長倉幹樹、アル・シャバブからキム・スンギュ、アル・ワクラSCからアレクサンダー・ショルツと、実力者を集めた。
室屋は豊富な人材を抱えるFC東京のサイドバックですぐにレギュラーを獲得し、長倉はすでに3ゴールを記録。キム・スンギュとショルツも定位置をつかみ、獲得した全員がすでにチームに馴染んだ。
木村誠二、野澤大志ブランドンの欧州移籍はあったものの、事前に動いたことで、チームへの痛手は限定的だったと言える。
第2登録期間は控え目だったものの、8月21日にV・ファーレン長崎からマルコス・ギリェルメが期限付き移籍で加入することが決定し、攻撃に厚みを加えた。
FC東京は、昨年夏に加入したエヴェルトン・ガウディーノが今シーズンから完全移籍に切り替わったが、ここまで期待ハズレのシーズンを過ごしている。
こういった反省もあってか、今夏の補強は、Jリーグで実績のある外国人に絞られた。ベテラン中心で将来的なリターンは乏しいが、J2降格による損失を考えれば十分に投資価値がある。
残留という最低限の目標に向け、FC東京は手堅い補強で勝負に出ている。
