サッカーという競技の特性上、選手の能力を数値化するのは極めて困難なことだ。それを承知の上で、スタッツなどを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは初招集や復帰組が多かった9月シリーズのサッカー日本代表最新メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。※5項目の平均値で順位づけ。平均値が並んだ場合は5項目の中でより高い数値を残している方を上とする。[1/5ページ]
※成績、市場価値は9月8日現在。『transfermarkt』を参照
10位:南野拓実(モナコ/フランス)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日
市場価値:1500万ユーロ(約25.5億円)
25/26リーグ戦成績:3試合1得点0アシスト
日本代表通算成績:68試合24得点11アシスト
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南野拓実は、2018年に発足した森保一体制で最多となる66試合に出場。その期間に決めた24ゴールも最多であり、長年にわたって日本代表の中心選手として活躍している。
これだけ多くの得点を奪っていることからもわかるように、「攻撃力」が持ち味の選手だ。伊東純也や三笘薫らワイドでのプレーを得意としている選手と比較すると「スピード」は劣るが、ボックス内での駆け引きに長けている。
常に足元でボールを受けるわけではなく、背後への動きなどのアクションを持続的に起こすことができるのが特長だ。
限られたチャンスを得点に結びつける嗅覚に長けており、ボールをコントロールしてからのフィニッシュワークの上手さは日本代表でも随一だろう。
この持続性の部分は「守備」にも繋がっている。
南野はレッドブル・ザルツブルクやリバプール、モナコなど強度の高いチームに所属しており、前線からのハイプレスや二度追い、三度追いが求められたクラブで結果を残してきた。
ただ、南野の能力が活きるプレーエリアは限られている。
今の[3-4-2-1]であればシャドー、[4-2-3-1]であればトップ下と中央でのプレーが最も得意。逆にゴールから遠いワイドのポジションで起用すると、個人での打開力には欠けるため、持ち味を発揮しにくい。
現在の日本代表には2列目のタレントが揃っており、南野ほどの実績と実力を兼ね備える選手でもポジションは確約されていない。
絶対的な存在になるためには、自慢の得点力の部分で結果を残すしかないだろう。