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コラム 7か月前

プレミアリーグは「毎週がW杯」サッカー日本代表、田中碧の真価が問われる。「だいぶキツかった」過去から這い上がる【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Kenichi kato

「『どん底を見た』というわけじゃないけど…」

 2022W杯カタール・アジア3次予選(最終予選)から遠藤・守田とともに主軸を担い、本大会でも重要な役割を担ってきた男もすでに27歳。さまざまな国際経験を積み重ね、今季からは悲願だったイングランド・プレミアリーグに初参戦を果たした。

 最高峰の舞台では、8月18日の開幕・エヴァートン戦、23日のアーセナル戦で2試合連続先発。エヴァートン戦ではルーカス・ヌメチャの決勝点につながるPK奪取という大仕事も見せ、存在感を強烈にアピールした。

 だが、ケガの後は3試合続けてベンチスタート。再び控えから這い上がっていかなければならない状況に陥ったのだ。

「メンタル的にキツかった部分はやはりありました。『どん底を見た』というわけじゃないけど、ケガしたということも含めて、だいぶキツかったなと言うのはあります。

 でも、ある意味吹っ切れて、自分のやるべきことをやればいいかなというのはありますし、今はプレミアで試合ができることにワクワクしています」と本人はとにかく前だけを見据え、突き進もうとしている。

 そういう意味で、遠藤・守田不在の代表戦は浮上の大きなチャンスと言えるかもしれない。今回は2列目兼任の鎌田大地もボランチ専念となるだろうが、田中碧に託されるものは少なくない。

 特にコンビを組む可能性のある藤田譲瑠チマ、佐野海舟らとは共闘した回数が乏しいだけに、彼がリーダーシップを発揮することが重要になる。本人は特別な意識を持っていない様子だが、良好な関係構築のために、積極的にアクションを起こしていくべきだ。

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