フットボールチャンネル

コラム 7か月前

プレミアリーグは「毎週がW杯」サッカー日本代表、田中碧の真価が問われる。「だいぶキツかった」過去から這い上がる【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Kenichi kato

「毎週がW杯じゃないですけど…」

「(佐野や藤田とのコンビ?) それはやってみないと分からない部分はありますし、サッカーなので、うまくいかないことも許容範囲にしつつ、その中で改善していかないといけない。

 でも結局、球際だったり際の部分での勝負で勝てれば、どんなに流れが悪くても流れを引き戻すことはできる。仮に戦術的にうまくいかなかったとしても、際の部分でやらせないことは、代表戦だからこそ、重要かなと思います」

 田中碧がこのように球際や寄せにこだわる重要性を強調するのは、世界最高峰リーグでそういう経験をしているからだろう。プレミアリーグの強度や激しさは誰もが認めるところ。

 バトルの部分で負けていたら、個人として通用しないし、チームも勝ち切れない。その厳しさを日々、体感していることは、田中碧にとっての大きなストロング。彼自身もそういう自覚を持ってパラグアイ代表戦のピッチに立つはずだ。

「プレミアに来てからは、中盤の選手で言えば、対戦する選手が基本的に各国の代表。毎週がW杯じゃないですけど、欧州CLとか、それくらいのクオリティがありますね。

 上位は上位で力もありますし、中位、下位で言えば、やはりプレミアに残るために毎試合、死に物狂いで向かってくるので、1試合1試合の緊張感が全然違います。自分としてはすごく成長できるリーグだし、そこでやるのがどれだけ凄いことなのなのかというのはすごく実感するところですね」

 彼はこんな話もしていたが、トップ・オブ・トップの環境に身を投じた経験値をパラグアイ代表戦で存分に発揮できれば、個々のバトル、チームとしても負けるはずがない。

 パラグアイの中盤には、三笘薫と同じブライトンでプレーするディエゴ・ゴメス、高丘陽平と同じバンクーバー・ホワイトキャップスで戦うアンドレス・クバスらがいるが、今の田中碧には申し分ない相手だ。

 パラグアイ代表戦の相棒は藤田が有力視されるが、彼とともに敵を凌駕しつつ中盤を制圧し、数多くのゴールチャンスを演出できれば理想的なシナリオと言っていい。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!