1993年に開幕したJリーグでは、数多くの外国人選手がプレーしてきた。見事な活躍をしてクラブの目標達成や発展に貢献した助っ人がいるが、期待に応えられず、ほとんどピッチに立つことなく日本を去った選手も少なくない。今回は、浦和レッズで活躍できなかった外国籍選手を6人紹介する。※成績は浦和レッズ在籍時のもの。[6/6ページ]
MF:ミヒャエル・バウアー(元オーストリア代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1969年4月16日
在籍期間:1997年1月~同年4月
Jリーグ成績:2試合0得点
元オーストリア代表のミヒャエル・バウアーは、1997年の浦和レッズで10番を背負った選手だ。しかし、ほとんど試合に出ることはなかった。
27歳でJリーグにやってきたバウアーは、3月にヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で浦和デビューを飾り、3月29日のサガン鳥栖戦では初得点を記録した。
4月の横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)戦でJリーグデビューを飾ると、第2節の清水エスパルス戦にもフル出場したが、これが最後の出場に。ホームシックのため4月に帰国し、そのまま退団した。
その後、バウアーは母国のヴァッカー・インスブルックなどで活躍して2009年に現役を引退した。
浦和としては長期にわたっての活躍を期待して迎えたはずの補強だったが、誰にとっても満足のいかない結末を迎えてしまった。
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