
21歳以下日本人移籍金ランキング【写真:Getty Images】
現在の日本サッカー界は、多くの選手たちが海外へ渡り、異国の地で活躍している。特に、ここ数年で若手でも海外に挑戦できる時代に変化し、今冬も複数の選手が欧州へ移籍。多額の“移籍金”が、発生している。そこで今回は、21歳以下に縛りを設け、歴代の移籍金をランキング形式で紹介する。※成績、移籍金は27日時点。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[3/5ページ]
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8位:小野伸二(おの・しんじ)

フェイエノールト時代の小野伸二【写真:Getty Images】
生年月日:1979年9月27日
移籍先:浦和レッズ→フェイエノールト(オランダ)
移籍したシーズン:01/02シーズン
移籍金:550万ユーロ(約9.9億円)
01/02リーグ成績:30試合3得点6アシスト
日本随一のテクニシャンである小野伸二の初海外挑戦は、21歳のときだった。
清水商業高校を卒業後に、浦和レッズへ加入。高卒ながら、すぐに主力として定着し、1998年のJ1リーグでは、27試合で9得点と衝撃的なデビューシーズンを送った。
翌1999年は、出場数と得点ともに大幅に減少するも、2000年以降は調子を取り戻し、浦和の攻撃を牽引する。
そんな小野は、2001年7月にオランダの名門であるフェイエノールトへ推定550万ユーロ(約9.9億円)という金額で完全移籍を果たした。当時で考えると破格である。
その小野は、加入初年度から国内リーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などの欧州大会にも出場。公式戦44試合で6得点7アシストをマークし、そのうちの1アシストは、UEFAカップ(現:UEFAヨーロッパリーグ)決勝のドルトムント戦でのものだ。
当時、欧州の舞台で活躍する日本人選手が少ない時代の中で、これだけの成績を収めていた小野は、サッカー日本代表でも主力へと成長。2002年のFIFAワールドカップ日韓大会では、全試合にスタメン出場するなど、攻撃の要として必要不可欠だった。
そんな小野は、在籍するフェイエノールトで活躍していたが、2006年1月に退団。再び、浦和へ帰還し、タイトルをもたらす。
その後は、ドイツのボーフムや清水エスパルス、オーストラリアのウエスタン・シドニー・ワンダラーズFC、北海道コンサドーレ札幌、FC琉球などと、短い期間で多くのクラブを渡り歩いた。
そして、2023年9月に札幌の公式ホームページにて「僕の相棒として戦ってくれた“足”がそろそろ休ませてくれと言うので」とコメントを残し、引退を表明する。
かつて、元オランダ代表MFのヴェスレイ・スナイデルを唸らせた日本の天才は、44歳でプロキャリアに終止符を打った。