明治安田J1百年構想リーグは地域リーグラウンド第10節を終え、早くも折り返しを迎えた。10クラブずつに分かれたグループ戦では順位の変動が激しく、ここにきて各クラブの実力差も徐々に明らかになりつつある。そこで今回は前半戦を振り返り、当初の期待を下回っているクラブを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』とJリーグ公式サイトを参照。情報は4月14日時点。[3/5ページ]
浦和レッズ
監督:マチェイ・スコルジャ
順位:EAST 6位
成績:10試合3勝3分4敗(0PK勝 3PK敗)
浦和レッズが5連敗。この事実が示す以上に、チームの現状は深刻だ。
今季はマチェイ・スコルジャ体制の実質4年目。昨季は得点力不足に苦しんだこともあり、J1百年構想リーグでは既存戦力の底上げと課題克服が期待されていた。
しかし、蓋を開けてみれば厳しい戦いが続いている。
開幕節のジェフユナイテッド千葉戦に勝利し白星発進を決めたものの、第2節のFC東京戦はPK戦で敗北。
その後は一進一退の戦いが続いたが、第6節の東京ヴェルディ戦を落とすと流れは一変する。
第10節の同カードまでリーグ戦5連敗(3試合のPK戦敗北を含む)と、負のスパイラルへ陥った。
これにより順位は下降線をたどり、現在は勝ち点12でEASTグループの6位に沈んでいる。
今季の浦和に顕著なのは“勝負弱さ”だ。
10試合で3勝3分4敗。4敗のうち3試合は終盤の失点によるもので、勝ち点を取りこぼしている。
また、3つの引き分けはいずれもPK戦に突入したが、すべて敗戦。勝負どころで結果を手繰り寄せる力を欠いている。
これまでFIFAクラブワールドカップやAFCチャンピオンズリーグ(ACL)といった国際舞台で勝者のメンタリティを示してきたクラブだが、少なくとも今季はその“執念”が感じられない。
さらに、状況に追い打ちをかける出来事もあった。
4月5日の川崎フロンターレ戦で、DF宮本優太とDFダニーロ・ボザがともに負傷離脱。同時に最終ラインの主軸を欠くこととなり、その影響は今後の戦いにも小さくないダメージとして残るだろう。
これまで出場機会の限られていた若手DFたちの奮起が求められる。

