明治安田J1百年構想リーグは地域リーグラウンド第10節を終え、早くも折り返しを迎えた。10クラブずつに分かれたグループ戦では順位の変動が激しく、ここにきて各クラブの実力差も徐々に明らかになりつつある。そこで今回は前半戦を振り返り、当初の期待を下回っているクラブを紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』とJリーグ公式サイトを参照。情報は4月14日時点。[4/5ページ]
横浜F・マリノス
監督:大島秀夫
順位:EAST 6位
成績:10試合3勝0分7敗(0PK勝 0PK敗)
名門の再興は、一筋縄ではいかない。今季の横浜F・マリノスは、その現実を突きつけられている。
昨季はクラブ史上ワーストとなる7連敗を喫し、J2降格の危機に直面。シーズン中には2度の監督交代を実施するなど混乱が続いたが、夏の補強が奏功し、最終的には15位で残留を果たした。
その意味で、降格のない特別大会である百年構想リーグは、チームを立て直すための貴重な時間となるはずだった。
しかし、現実は厳しい。
ここまで10試合で3勝7敗。開幕3連敗と出遅れると、その後も浮上のきっかけをつかめず、下位に低迷している。
最大の問題は守備の不安定さだ。ここまでの18失点はリーグワースト。これがそのまま成績低迷に直結している。
また、負傷者の影響でベストメンバーを組めない試合が続いていることも、パフォーマンスの安定を欠く要因となっている。
さらに今季は引き分けが一度もなく、敗戦はいずれも先制を許した試合だ。
劣勢をはね返す力、あるいは最低限勝ち点1を拾う粘り強さが欠けている点も見逃せない。
こうした勝負弱さは、今季に限った問題ではないのかもしれない。
近年のマリノスに共通する課題として、改めて浮き彫りになっている。
「ローマは一日にして成らず」という言葉があるように、再建は一朝一夕には進まない。
それでも、地道に勝ち点を積み重ねていくことこそが、名門復活への唯一の道だ。

