
レアル・マドリードが育てたアカデミーの最高傑作【写真:Getty Images】
レアル・マドリードは、世界最高峰のクラブとして数多くのスター選手を擁してきた一方で、アカデミーからも歴史に名を刻む名手たちを輩出してきた。華やかな“銀河系軍団”の陰には、クラブの哲学を体現し続けた生え抜き選手たちの存在がある。今回はアカデミー出身選手の中から最高傑作の5人をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
GK:イケル・カシージャス(元スペイン代表)

レアル・マドリードのイケル・カシージャス【写真:Getty Images】
生年月日:1981年5月20日
レアル・マドリード通算成績:725試合751失点
イケル・カシージャスは、クラブ歴代2位となる通算725試合出場を記録した、レアル・マドリードの伝説的な守護神である。
「San Iker(聖イケル)」の愛称で親しまれ、驚異的な反射神経と抜群のポジショニングを武器に、幾度となくチームの危機を救ってきた。
ビッグマッチでの勝負強さは群を抜いており、決定的なピンチをことごとく防ぎ切るその姿は、まさに守護神と呼ぶにふさわしいものだった。
ゴールキーパーとしては182cmと小柄ながら、長年にわたりゴールマウスを守り続けたその安定感とリーダーシップは、クラブに数多くのタイトルをもたらす原動力となった。
また、スペイン代表としても2010FIFAワールドカップ(W杯)南アフリカ大会優勝など、無敵艦隊の黄金期を支えた存在であり、その功績は計り知れない。
しかし、そのキャリアの終盤は順風満帆とはいかなかった。
フロレンティーノ・ペレス会長との確執が取り沙汰され、2015年夏には半ば追われるような形でポルトへ移籍。
退団会見には会長をはじめとするクラブ首脳陣が姿を見せず、長年クラブに尽力した功労者としては異例とも言える後味の悪い別れとなった。
それでもカシージャスが築き上げてきた実績は、今なおクラブの歴史に深く刻まれているのは間違いないだろう。