
レアル・マドリードが育てたアカデミーの最高傑作【写真:Getty Images】
レアル・マドリードは、世界最高峰のクラブとして数多くのスター選手を擁してきた一方で、アカデミーからも歴史に名を刻む名手たちを輩出してきた。華やかな“銀河系軍団”の陰には、クラブの哲学を体現し続けた生え抜き選手たちの存在がある。今回はアカデミー出身選手の中から最高傑作の5人をピックアップして紹介する。[4/5ページ]
MF:グティ(元スペイン代表)

レアル・マドリードのグティ【写真:Getty Images】
生年月日:1976年10月31日
レアル・マドリード通算成績:542試合77得点96アシスト
グティは、1984年にレアル・マドリードのアカデミーに入団し、トップチームで15シーズンにわたりプレーした生え抜きの名手である。
中盤の司令塔として銀河系軍団を支え、独創性あふれるパスセンスと端正なルックスで多くのファンを魅了した。
天才肌のパサーとして知られるグティは、視野の広さと卓越した左足の技術を武器に、常識にとらわれないアイデアで数々の決定機を創出。
ラストパスの精度はもちろん、意表を突くヒールパスなどで観衆を沸かせ、スター選手が揃うチームにおいても独自の存在感を放っていた。
試合の流れを一瞬で変える創造力は、まさに唯一無二のものだったと言える。
一方で、歯に衣着せぬ発言や気分屋な振る舞い、さらには練習嫌いといった側面でも知られ、ピッチ外でもたびたび注目を集めた。
そうした奔放なキャラクターは賛否を呼びながらも、彼の個性として強く印象に残っている。
それでもひとたびピッチに立てば、華麗で遊び心に満ちたプレーで観客を魅了し続けた。
そのギャップこそがグティの最大の魅力であり、今なお多くのサポーターの記憶に残る天才として語り継がれている。