
レアル・マドリードが育てたアカデミーの最高傑作【写真:Getty Images】
レアル・マドリードは、世界最高峰のクラブとして数多くのスター選手を擁してきた一方で、アカデミーからも歴史に名を刻む名手たちを輩出してきた。華やかな“銀河系軍団”の陰には、クラブの哲学を体現し続けた生え抜き選手たちの存在がある。今回はアカデミー出身選手の中から最高傑作の5人をピックアップして紹介する。[1/5ページ]
FW:ラウール・ゴンサレス(元スペイン代表)

レアル・マドリードのラウール・ゴンサレス【写真:Getty Images】
生年月日:1977年6月27日
レアル・マドリード通算成績:741試合323得点137アシスト
ラウール・ゴンサレスは、レアル・マドリードにおいて歴代最多の741試合出場を誇り、通算323得点を記録したレジェンドストライカーである。
その上にはクリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマの2人のみが名を連ねており、スペイン人選手としてはクラブ史上最多得点という偉業を誇る。
抜群のゴール嗅覚に加え、多彩な得点パターンを持つ器用さも兼ね備えたラウールは、フィニッシャーでありながらチャンスメイクにも関与できるセカンドストライカーとして活躍。決定力と献身性を兼ね備えた万能型のアタッカーとして、長きにわたりチームを牽引した。
そんなラウールは、ライバルクラブであるアトレティコ・マドリードの下部組織出身という異色の経歴を持つ。
1992年にマドリーのユースチームに移籍すると、2年後の1994年10月のレアル・サラゴサ戦でクラブ最年少記録となる17歳4ヶ月の若さでトップチームデビューを果たす。
初年度から28試合に出場して9ゴール6アシストを記録し、一躍主力へと定着。その後も勝負強さを武器に得点を量産し、クラブの黄金期を支える中心選手へと成長した。
模範的な姿勢と高いプロ意識でサポーターから絶大な信頼を集めたその姿は、まさにクラブの象徴そのものだ。