アンドレス・イニエスタやフェルナンド・トーレスなど、欧州で長年活躍した大物がフリーでJリーグクラブへ加入する例は過去にいくつかあった。では現在、日本のチームにとっても狙い目となる未所属選手には誰がいるのか。今回は、現時点で所属クラブがないビッグネームをピックアップして紹介する。[2/5ページ]
MF:フィリペ・コウチーニョ(元ブラジル代表)
生年月日:1992年6月12日
前所属:ヴァスコ・ダ・ガマ
代表通算成績:68試合21得点11アシスト
かつてフィリペ・コウチーニョは世界最高峰のMFだった。
リヴァプール時代はブラジル人らしい卓越したスキルと代名詞のミドルシュートでプレミアリーグを席巻していた。
彼のキャリアの転機となったのが、2018年冬のバルセロナ移籍だろう。
パリ・サンジェルマンに移籍したネイマールの後釜のような形で迎え入れられ、移籍金は1億3500万ユーロ(約294億円)に及んだ。
しかし、慣れない左WGというポジションや特大なプレッシャーによってパフォーマンスレベルが低下。サポーターとの衝突もあり、トップフォームを失った。
2024年にはアカデミー時代を過ごしたヴァスコ・ダ・ガマに復帰。キャプテンマークを巻くなど主軸としてプレーしたが、チームの低迷も重なり、期待値以上の活躍を披露することはできなかった。
2026年2月のカンピオナート・カリオカ(リオ州選手権)の準々決勝で、2部チーム相手にハーフタイムで交代すると、ファンからブーイングを受けた。
コウチーニョ自身はこの瞬間にヴァスコでの終わりを感じたそうだ。
数日後に契約解除を発表し、愛するクラブを去った。
控えめで内気な性格で知られる彼は若手時代からメンタルヘルスに問題を抱えていた。
バルセロナでのパフォーマンス低下の一因でもある。
素晴らしい経歴を持つ選手なだけにファンからの期待は高くなってしまう。
次なる新天地を探すのも簡単なことではない。

