
バルセロナが育てたアカデミーの最高傑作【写真:Getty Images】
バルセロナは、世界屈指の名門クラブとして数々のスター選手を輩出してきた。その礎となっているのが、独自の哲学と優れた育成基盤を誇る下部組織である。単なる才能の発掘にとどまらず、クラブのスタイルを体現できる選手を育て上げてきた点こそが、その真価と言えるだろう。今回はそんなアカデミー出身選手の中から、クラブの歴史を語る上で欠かせない最高傑作とも呼ぶべき5人をピックアップして紹介する。[3/5ページ]
MF:シャビ・エルナンデス

バルセロナのシャビ・エルナンデス【写真:Getty Images】
生年月日:1980年1月25日
バルセロナ通算成績:767試合85得点186アシスト
1991年にラ・マシアへ入寮したシャビ・エルナンデスは、バルセロナの心臓として長年チームを支え続けた存在だ。
とりわけ、ティキ・タカと呼ばれるポゼッションサッカーにおいて、シャビの存在は不可欠だった。
卓越したパスセンスと状況判断でテンポを自在に操り、試合の流れを完全に掌握。
常に最適解を導き出すそのプレーは、相手に主導権を渡さないバルサのスタイルを支え、中盤に安定と創造性をもたらした。
ボール保持を軸とした戦術の中心に立ち続けたその姿は、まさにチームの象徴だったと言える。
とりわけ2009年から2011年にかけては3年連続でバロンドールトップ3に入っており、当時の彼の存在感はバルセロナの中でも屈指だった。
また、クラブ歴代2位となる767試合出場を誇るタフさも特筆すべきポイントである。
激しい競争の中でも長年トップレベルを維持し続けたその継続力は、単なる技術だけでなく高いプロ意識の表れでもあった。
現役引退後は指導者の道へ進み、2021年11月からトップチームの監督に就任。2023/24シーズン終了までチームを率い、ピッチ内外でクラブに貢献を続けた。
ラ・マシアが生んだ最高傑作の一人として、その名はバルサの歴史に深く刻まれている。