
バルセロナが育てたアカデミーの最高傑作【写真:Getty Images】
バルセロナは、世界屈指の名門クラブとして数々のスター選手を輩出してきた。その礎となっているのが、独自の哲学と優れた育成基盤を誇る下部組織である。単なる才能の発掘にとどまらず、クラブのスタイルを体現できる選手を育て上げてきた点こそが、その真価と言えるだろう。今回はそんなアカデミー出身選手の中から、クラブの歴史を語る上で欠かせない最高傑作とも呼ぶべき5人をピックアップして紹介する。[1/5ページ]
FW:リオネル・メッシ

バルセロナのリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
生年月日:1987年6月24日
バルセロナ通算成績:778試合672得点303アシスト
バルセロナの歴史を語る上で、リオネル・メッシの存在は決して欠かすことができない。
幼少期に成長ホルモン分泌不全性低身長症と診断されたメッシに対し、バルセロナは治療費の全額負担を約束。その英断が、後のサッカー史を大きく変えることとなった。
2004年10月のトップチームデビュー以降、メッシは驚異的な記録を次々と打ち立てる。
クラブ歴代最多の通算672得点、ラ・リーガ史上最多の474得点を記録し、さらにバロンドールを史上最多の8度受賞。
そのうち、4年連続受賞という前人未到の偉業も成し遂げ、名実ともに世界最高峰の選手として君臨した。
足に吸い付くようなドリブルと、精度の高い左足から繰り出されるフィニッシュは、対戦相手にとって脅威そのものだった。
なかでもルイス・スアレス、ネイマールと形成した“トリデンテ”は世界を席巻し、2014/15シーズンにはラ・リーガ、コパ・デル・レイ、UEFAチャンピオンズリーグの三冠達成に大きく貢献している。
数々のタイトルと記録、そして観る者を魅了する圧倒的なプレー。
そのすべてを踏まえれば、メッシがクラブ史上最高傑作であることに、もはや議論の余地はないだろう。