2026 FIFAワールドカップ(W杯)のサッカー日本代表メンバー発表が目前に迫り、日本中がその選考に熱い視線を注いでいる。過去の大会を振り返れば、土壇場で滑り込み脚光を浴びた「サプライズ」が語り継がれる一方で、それまで「当確」と目されながらも、直前で夢の舞台を逃した選手たちも少なくない。今回は、W杯直前にチーム内での序列を落とした選手をピックアップして5人紹介する。[3/5ページ]
FW:前田遼一
生年月日:1981年10月9日
日本代表通算成績:33試合10ゴール2アシスト
現在、サッカー日本代表のコーチを務める前田遼一は、2014 FIFAワールドカップ(W杯)の前年まで、「ザック・ジャパン」の攻撃を支える不動の存在だった。
しかし、大会を1年後に控えたタイミングで、その序列は急転直下した。
暗転の引き金となったのは、2013年6月のFIFAコンフェデレーションズカップだろう。
ブラジル代表、イタリア代表、メキシコ代表と対戦した日本は、3戦全敗。前田自身も孤立し、FWとして期待されたインパクトを残せなかった。
これ以降、アルベルト・ザッケローニ監督から呼ばれることはなかった。
時を同じくして、国内では柿谷曜一朗や大迫勇也といった新世代が台頭。さらに所属の磐田がJ2降格を喫するほどの不振に陥り、前田も得点感覚を研ぎ澄ませる環境を失っていった。
結局、本大会のメンバーには大迫、柿谷に加え、2013シーズンのJ1で得点王になった大久保嘉人が土壇場で滑り込んだ。
FWの選手は、特に得点感覚が冴えているときに呼びたいものだろう。
Jリーグで2度得点王になった選手でも、夢の舞台を目前にその手からこぼれ落ちた。

