2026 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けたサッカー日本代表のメンバー発表が5月15日に迫っている。森保一監督の中で、大会本番を戦う26人のメンバーはほぼ固まっていることだろう。今回は、当落線上と目されてきた候補の中で、わずかに落選寄りであるとみられる選手をピックアップして5人紹介する。[3/5ページ]
DF:瀬古歩夢
生年月日:2000年6月7日
所属クラブ:ル・アーヴル(フランス)
今季リーグ戦成績:30試合0ゴール0アシスト
瀬古歩夢は、直近1年間でサッカー日本代表で9試合に出場してきた。しかし、その「実績」が本大会への切符を保証するわけではない。
日本代表では、この1年で多くの負傷者が出た。その中でコンスタントにピッチに立ち続けたのが瀬古だ。
所属するフランスのル・アーヴルでは、主にボランチを担当し、守備のフィルター役をこなしつつ、攻撃の起点としても信頼され、着実に経験を積み上げている。
だが、日本代表では不動の地位をつかんでいるわけではない。
最大の障壁は、日本代表のセンターバック陣に求められる「絶対的な守備強度」にある。
現時点での序列では、対人戦で圧倒的な強さを見せる渡辺剛や、急成長を遂げた鈴木淳之介といった勢いに勝るライバルたちに一歩譲る印象は否めない。
かつては代名詞だったビルドアップ能力も、現代の代表CBにとってはもはや「標準装備」となりつつあり、瀬古だけの専売特許ではなくなった。
象徴的だったのが、2026年3月の英国遠征だ。スコットランド代表戦では右、イングランド代表戦では左のセンターバックを任され、まずまずのプレーを見せた。左右を問わない柔軟性は指揮官にとって使い勝手が良い反面、突き抜けた武器が乏しい感がある。
冨安健洋や伊藤洋輝、さらには経験豊富な谷口彰悟といった重鎮たちが戦列に戻った今、彼らを押し退けてまで「あえて瀬古を選ぶ理由」を見出すのは難しいのかもしれない。

