2026 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けたサッカー日本代表のメンバー発表が5月15日に迫っている。森保一監督の中で、大会本番を戦う26人のメンバーはほぼ固まっていることだろう。今回は、当落線上と目されてきた候補の中で、わずかに落選寄りであるとみられる選手をピックアップして5人紹介する。[1/5ページ]
DF:菅原由勢
生年月日:2000年6月29日
所属クラブ:ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)
今季リーグ戦成績:31試合0ゴール6アシスト
かつて第2次森保政権の「顔」として右サイドバックの定位置を掴んでいた菅原由勢だが、2026 FIFAワールドカップ(W杯)に向けた現在の立ち位置は、危ういものとなっている。
サッカー日本代表20試合出場を数え、不動の主力と目されていた彼を追い詰めているのは、チームの「形」の変化だ。
最大の要因は、2024年1月に開幕したAFCアジアカップ2023を経て、森保一監督が3-4-2-1へメインシステムを変更したことにある。
ウイングバックには単独で局面を打開できる圧倒的な個の推進力が求められ、堂安律や伊東純也といった「攻撃特化型」のタレントが起用されることが多い。
4バックでの知的なポジショニングやビルドアップの出口となる能力を武器とする菅原にとって、現在のシステムは自身の長所が優先されにくい構造になってしまった。
所属クラブでの状況も、指揮官の首を縦に振らせる決定打を欠いている。
今シーズンはヴェルダー・ブレーメンでレギュラーを務めて6アシストを記録してはいるものの、代表に不可欠と言われるほどのアピールができているかと言われれば、議論の余地が残る。
菅原といえば、2021年の東京オリンピック(東京五輪)でも2022W杯でも、最終局面で選外となる悔しさを味わってきた。
25歳となり中堅に差し掛かった今、もはや「期待の若手」という免罪符は通用しない。「三度目の正直」ではなく、「二度あることは三度ある」が現実味を帯び始めている。

