FIFAワールドカップ(W杯)のメンバー発表会見では、毎回のようにドラマが起きる。サプライズ選出がある一方で、選出確実と思われていた選手が外れる、サプライズ落選の例も多い。その中でもとくに衝撃的だったのは誰なのか。今回は、サッカー日本代表の歴史の中で、まさかのW杯メンバー外を経験した選手を5人紹介する。[3/5ページ]
FW:久保裕也(くぼ・ゆうや)
生年月日:1993年12月24日
落選した大会:2018 FIFAワールドカップ
当時の所属クラブ:ヘント(ベルギー)
衝撃の落選というのは、その時点で好調だったり、絶対的な存在だったりする選手が選外となるからこそ“衝撃”なのである。
久保裕也はサッカー日本代表とKAAヘントでハイパフォーマンスを披露していたものの、2018 FIFAワールドカップのメンバーに入れず。青のユニフォームを纏って国際大会に出場する夢は叶わなかった。
2016年11月、久保は日本代表デビューを果たした。W杯アジア最終予選では中盤戦以降から存在感を発揮するようになり、計2ゴール2アシストをマーク。ロシアW杯行きの可能性が高まっているように思われた。
しかし、西野朗監督がロシアに久保を連れていくことはなかった。
本大会直前に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ監督の後を託された指揮官が久保を招集外とした理由は、所属クラブのヘントでプレーオフを戦っている最中だったからだが、結局追加招集もなし。
ヘントがプレーオフに進めないことが確定したなかでも、久保に声はかからなかった。
代理人を務めていたマウリツィオ・モラーナ氏は、久保が西野監督の決断をプロとして受け入れる点を強調しつつも「私としては、一連の動きは普通ではなかったと思う」(ベルギーメディア『ヘット・ニーウスブラット』)と不満を述べた。
「18カ月にわたってプロジェクトに貢献してきたなら、少なくともチャンスは与えられるべき」という代理人の言葉に思わず頷いてしまうファンは、当時少なくなかったのではないだろうか。

