FIFAワールドカップ(W杯)のメンバー発表会見では、毎回のようにドラマが起きる。サプライズ選出がある一方で、選出確実と思われていた選手が外れる、サプライズ落選の例も多い。その中でもとくに衝撃的だったのは誰なのか。今回は、サッカー日本代表の歴史の中で、まさかのW杯メンバー外を経験した選手を5人紹介する。[1/5ページ]
FW:三浦知良(みうら・かずよし)
生年月日:1967年2月26日
落選した大会:1998 FIFAワールドカップ
当時の所属クラブ:ヴェルディ川崎
「外れるのはカズ、三浦カズ」。
岡田武史監督の口から出たこの言葉は、28年の時が流れた今も日本サッカー界を揺るがした出来事としてファンの記憶に刻まれている。
日本代表が初めて檜舞台に立った1998 FIFAワールドカップ。それまで長らく代表チームをけん引してきた三浦知良は、開幕まで直前に迫った合宿中に代表落ちを告げられ、フランス入りすることなく失意の帰国を果たしたのだった。
最も、W杯アジア最終予選の時から“カズ落選”の布石はあったのかもしれない。
怪我が原因で調子を落とし、暴徒化した一部サポーターとの衝突未遂事件があったほど、三浦をめぐる状況は悪化していた。
史上初のW杯出場を決めたアジア第3代表決定戦のイラン代表戦では、岡田監督から途中交代を命じられ、「オレ?」と自分を指差しながらベンチに下がった。
その姿は、日本サッカー界の象徴たる三浦が絶対的な立場ではなくなっていたことを示唆していた。
そして、話はスイスでの直前合宿における衝撃の落選へと続いていく。
W杯出場の夢が絶たれた三浦だが、その悔しさが“キング”をさらに強くした。
59歳になった日本サッカー界のレジェンドは、現役最高齢Jリーガーとして今もピッチに立ち続けている。

