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サッカー日本代表、三笘薫&南野拓実落選で浮かぶ“ある共通点”。W杯優勝を目指す森保一ジャパンにとっての不安材料とは?

text by 編集部 photo by Getty Images,Shinya Tanaka

南野拓実&三笘薫
南野拓実&三笘薫【写真:Getty Images,田中伸弥】



 15日、JFA(日本サッカー協会)はFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に臨む26人のメンバーを発表した。前回のカタールW杯に続いて2大会連続で招集された選手は13人で、残りの半分の選手は同大会未経験の選手で構成された。そんな中、昨年12月に負傷した南野拓実や今月10日に負傷した三笘薫が落選。その結果を受け、ある共通点が浮かんだ。

南野拓実、三笘薫落選である共通点が…

 FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会、同組にスペイン代表やドイツ代表、コスタリカ代表と大会屈指の“死の組”に入ったサッカー日本代表。第2戦、コスタリカ代表には0-1で敗れたものの、強豪国2チームには、劇的な勝利を2度挙げ、グループ首位で決勝トーナメントへ進んだ。

 ベスト8を目標に掲げていた日本代表は、ラウンド16でクロアチア代表と対戦した。試合は、43分コーナーキックの流れから前田大然が、ゴールネットを揺らして先制。しかし、55分イヴァン・ペリシッチのゴールで追いつかれ、勝負はPK戦に。

 1人目のキッカーを務めたのは、南野拓実。相手GKにコースを読まれ、失敗に終わる。2人目は後半から出場し、好プレーを見せていた三笘薫だが、再びGKドミニク・リヴァコヴィッチに阻まれる。

 3人目の浅野拓磨は、GKの逆をつき成功。迎えた4人目、後がない状況でキッカーを任されたのはキャプテン・吉田麻也。しかし、この試合3度目となるセーブでゴールならず。その後、マリオ・パシャリッチに決められ、またしてもベスト16止まりで大会を去ることとなった。

 そして、4年の時を経て、さらに強くなった日本代表だが、これまで主力として活躍した三笘と南野は、負傷によりW杯北中米大会に挑むメンバーに選出されなかった。

 また、現在スペインのマジョルカでプレーする浅野やアメリカ合衆国のロサンゼルス・ギャラクシーに所属する吉田も落選となった。



 つまり、前回大会のクロアチア代表戦のPK戦でキッカーを務めた4選手全員が、今大会のメンバーから外れたということだ。

 この共通点が、必ずしも第2期森保一ジャパンに悪影響を及ぼすとは限らないが、あの場に立って悔しさを味わった当事者がいないことは、W杯制覇を狙う日本代表にとって本大会で影響してくるのではないだろうか。

「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけ」という元イタリア代表のロベルト・バッジョ氏が残した名言があるが、それに加えてPKを外した選手は、「経験」を手に入れることができる。

 その「経験」を、今大会にぶつけることができないのは、選手にとってもチームにとっても非常に惜しいことだ。

 とはいえ、4年前より確実に世界との差を縮めている日本代表。2人の主力が抜けた穴は十分大きいが、W杯優勝を狙えるほどの「実力」と「経験」は確実についている。

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【了】

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