サッカーに限らず、一流アスリートは学業を疎かにしがちというイメージもあった。しかし実際には、スポーツだけでなく、勉強にもしっかりと励んできた選手たちもいる。今回は、女子サッカー選手でトップレベルの高校を卒業し、プロとして第一線に到達した人物を5人を厳選して紹介する。偏差値は「みんなの高校情報」2026年度版を参照。[2/5ページ]
FW:桑原藍(くわはら・あい)
生年月日:2004年8月18日
所属クラブ:INAC神戸レオネッサ
出身高校:AICJ高等学校(偏差値:68-74)
2023年からINAC神戸レオネッサでプレーしている桑原藍は、広島県内でもトップレベルの学力を誇る名門・AICJ高等学校の出身だ。
「Academy for the International Community in Japan(日本における国際社会のための学校)」の頭文字を冠する同校は、「自立と貢献」を教育目標に掲げ、西日本初の国際バカロレア認定校として高度な英語教育や論理的思考力の育成に力を入れている。
小学4年生でサッカーを始めた桑原は、6年生のときに陸上の走り高跳びで県大会優勝を果たすなど、ずば抜けた身体能力を持ったアスリートだった。
中学生になると、同校と提携関係にあるAICシーガル広島レディース(現AICグローラス広島レディース)で活躍し、2020年にはU-16日本女子代表候補に選出。高校では1年時からレギュラーを務め、2022年の全日本高等学校女子サッカー選手権大会では大会得点王に輝くという見事な実績を残した。
高校卒業後の2023年には強豪・INAC神戸レオネッサへの加入を果たし、広島県内の高校から直接プロ契約を交わした初の女子サッカー選手として歴史にその名を刻んだ。
2025/26シーズンのWEリーグでは不動のレギュラーを務め、守備デュエル成功率がリーグ全体のトップの83.64%を記録。4シーズンぶりのリーグ制覇を成し遂げたチームの主役の一人だった。

