サッカーに限らず、一流アスリートは学業を疎かにしがちというイメージもあった。しかし実際には、スポーツだけでなく、勉強にもしっかりと励んできた選手たちもいる。今回は、女子サッカー選手でトップレベルの高校を卒業し、プロとして第一線に到達した人物を5人を厳選して紹介する。偏差値は「みんなの高校情報」2026年度版を参照。[3/5ページ]
MF:安藤梢(あんどう・こずえ)
生年月日:1982年7月9日
所属クラブ:三菱重工浦和レッズレディース
出身高校:宇都宮女子高等学校(偏差値:70)
日本女子サッカーのレジェンドである安藤梢は、学業でも桁違いの実績を残してきた。
栃木県出身の安藤が進学したのは、県内の公立女子校で最難関とされる宇都宮女子高等学校だ。
1875年創設の伝統を誇る同校の自由な校風のもとで才能を伸ばし、高校在学時からU-18サッカー女子日本代表に名を連ねていた。
高校卒業後は筑波大学へ進学し、同校の女子サッカー部に入部。
2002年にさいたまレイナスFC(現・三菱重工浦和レッズレディース)に加入したことで大学のサッカー部は退部したものの、学業の手を緩めることはなかった。
大学卒業後の2005年には大学院へ進学し、トップランナーとしての競技生活と研究活動を本格的に両立させ始める。
その後、2011年にはなでしこジャパンでFIFA女子ワールドカップ(W杯)優勝、2015年の1.FFCフランクフルト(ドイツ)でのUEFA女子チャンピオンズリーグ制覇など、世界の頂点を極めた。
海外クラブ在籍時は休学を挟んだものの、2018年には筑波大学で博士号を取得した。さらに2021年には同大学の助教に。現在も同大学の教員紹介ページに掲載されている。
現在も教壇に立ちながら、三菱重工浦和レッズレディースで現役選手としてプレーを続ける安藤。その歩みは、日本の女子スポーツ界における文武両道の最高峰として輝きを放っている。

