
北中米W杯直前に監督交代した国5選【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開幕まで1か月を切った。多くの代表チームが長い準備期間を経て本大会に臨む一方、さまざまな理由から直前に監督交代へ踏み切った国もある。今回は、開幕まで半年以内に監督交代を決断した代表チームを紹介する。なお、情報は5月19日時点のもの。[2/5ページ]
キュラソー代表(グループE)

キュラソー代表【写真:Getty Images】
FIFAランキング:82位
監督交代:フレッド・ルッテン → ディック・アドフォカート
キュラソー代表は、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開幕まで約1か月となった5月11日、監督交代を発表した。
このタイミングだけを見ると混乱しているようにも映るが、実際はW杯出場に導いたディック・アドフォカート監督の“復帰”であり、むしろポジティブな変化と捉えられている。
キュラソーサッカー連盟は2024年1月、豊富な人脈を持つアドフォカート監督を招聘。その狙いの一つが、オランダ系選手の代表入りを促進することだった。
キュラソーはオランダの構成国の一つであり、両国のパスポートを持つ選手も多い。
アドフォカート監督は、ユトレヒト時代に指導したリーシェドリー・バズール(リゼスポル)を筆頭に、アルマンド・オビスポ(PSV)、タヒス・チョン(シェフィールド・ユナイテッド)、ソンチェ・ハンセン(ミドルズブラ)らの代表入りを実現させた。
戦力強化も実り、昨年11月にW杯出場権を獲得。しかし同時期、アドフォカート監督の娘が病に倒れ、本人は看病に専念するため今年2月に退任していた。
後任には、同じくオランダ国内で豊富な指導経験を持つフレッド・ルッテン監督が就任。ただ、アドフォカート監督の娘の体調回復を受け、復帰案が浮上した。
こうした経緯もあり、ルッテン監督は自ら退任を申し出て、5月11日にアドフォカート監督の復帰が正式発表された。
なお、78歳でW杯を指揮することになれば、大会史上最年長監督となる見込みだ。