
ロサンゼルスのSoFiスタジアムの様子【写真:Getty Images】
2026 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の開催まで1か月を切った。開催地には世界中からサッカーファンが集まり、スタジアム周辺は大きな混雑が予想される。今回は、1試合観戦に必要な日数を3泊4日と仮定し、最もコストパフォーマンスが高い都市をランキング形式で紹介する。※予算の根拠は生活費『Numbeo Cost of Living Current (2026年5月16日) 』/ 宿泊費『Lighthouse Intelligence (2026年1月) 』。航空券・観戦チケットの代金を除き、1ドル=160円で換算[3/5ページ]
8位:ニューヨーク

ニューヨークのメットライフ・スタジアム【写真:Getty Images】
会場:メットライフ・スタジアム
予算:$1,856(約29万6,960円)
食費合計:$300(約4万8,000円)
宿泊費合計:$1,510(約24万1,600円)
試合数:8
経済と金融の中心地・ニューヨークは食費・交通・ホテルすべての項目が高水準だ。
試合日のホテルは$550(約8万8,000円)、通常日も$480(約7万6,800円)と高止まりし、4日間のホテル合計だけで$1,510(約24万1,600円)に達する。
食費は1食$25(約4000円)、交通費は1回$2.90(約464円)と日常的な出費も重い。それでも8位に踏みとどまったのは、宿泊費の変動の少なさゆえだ。
ニューヨーク公共ラジオが運営する『Gothamist』が5月6日に報じたところによれば、「ニューヨーク市のホテルオーナーの3分の2が、ワールドカップ期間中の予約が予想を下回っている」と回答したという。
実際、ホテル宿泊費の上昇率961%を見込まれるメキシコシティと比較しても、価格の高騰が抑えられている。
供給が追いつかないメキシコの首都とは対照的に、ニューヨークには需要に対応できる余力がありそうだ。
しかしチケットの再販価格まで考慮に入れると、東海岸の大都市は一気にランキング圏外に飛んでゆく。
メットライフ・スタジアムで行われる決勝戦の観戦チケットは、5月20日のFIFAリセールマーケットプレイスで最低価格$11,000(約176万円)。おいそれとは手が出ない価格帯だ。
対戦カードを並べても、観戦コスト低下に期待を持てないように見える。
グループステージからブラジル代表、フランス代表、ノルウェー代表、ドイツ代表、イングランド代表が登場し、スーパースターがほぼ日替わりでピッチに立つ日々が続く。
費用の重さは否定できないが、そこで得られる感動も大きそうだ。