クラブの収益やスタジアムの熱狂を高める上で、観客の存在は欠かせない要素だ。多くのファン、とりわけ遠方からのアウェイサポーターを呼び込むためには、各地域の玄関口となる「主要駅」からのアクセス利便性が重要なカギを握る。今回はJリーグ全クラブを対象に、主要駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査。「主要駅から遠いスタジアム」をランキング形式で紹介する。[2/5ページ]
4位:ニンジニアスタジアム
使用クラブ:愛媛FC
主要駅:松山市駅
主要駅から徒歩:157分(11km)
【車がないと…】
Jリーグ全クラブの中で、主要駅から4番目に遠いホームスタジアムは、愛媛FCの本拠地「ニンジニアスタジアム」だ。
松山市の中心部であり、伊予鉄道のハブ駅でもある松山市駅からスタジアムまでの距離は11km。仮に徒歩で向かえば157分を要するため、お世辞にもアクセスが良いとは言えない。
クラブ公式サイトでも車やタクシー、バスの利用を前提として案内しており、地元ファンの多くはマイカーで来場している。
公共交通機関を利用する現実的なルートは松山市駅などからの路線バスや臨時バスとなるが、松山市街地を縦断するルートのため、休日や試合開催日には激しい交通渋滞に巻き込まれることを覚悟しなければいけない。
【アクセス難のせいで人が来ない?】
通常であれば30分〜40分程度の所要時間が大幅に伸びることも珍しくなく、かなり時間に余裕を持った移動が必須だ。
県外から遥々やってくるアウェイサポーターにとって、主要駅に到着してからさらに長時間のバス移動、それも渋滞の不安を抱えながらの道中となる立地は、遠征の心理的ハードルを大いに高めている。
それを象徴するのが、J2・J3百年構想リーグWEST-Aの開幕戦でアルビレックス新潟をホームに迎えた一戦だ。
Jリーグ屈指の人気クラブとの開幕戦であれば爆発的な動員を期待したいところだが、結果は4277人の動員にとどまった。
新潟のアウェイゲームとしては今季3番目に低い動員数となってしまった原因のひとつに、このアクセス難があったことは想像に難くない。

