クラブの収益やスタジアムの熱狂を高める上で、観客の存在は欠かせない要素だ。多くのファン、とりわけ遠方からのアウェイサポーターを呼び込むためには、各地域の玄関口となる「主要駅」からのアクセス利便性が重要なカギを握る。今回はJリーグ全クラブを対象に、主要駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査。「主要駅から遠いスタジアム」をランキング形式で紹介する。[5/5ページ]
1位:沖縄県総合運動公園陸上競技場
使用クラブ:FC琉球
主要駅:那覇空港駅
主要駅から徒歩:329分(24km)
【ダントツの遠さ】
Jリーグ全クラブの中で、主要駅から最も遠いホームスタジアムは、FC琉球の本拠地「沖縄県総合運動公園陸上競技場」だ。
沖縄の玄関口である那覇空港駅からスタジアムまで徒歩で向かうと、その距離は24km、時間は329分を要し、2位以下を大きく突き放す圧倒的な遠さとなっている。
沖縄県内には一般的な旅客鉄道がなく、唯一の軌道系交通機関である沖縄都市モノレール(ゆいレール)のみだ。ただし、このランキングで断トツの遠さとなった理由はそこではない。
【最寄り駅からも4時間】
最寄り駅にあたる「てだこ浦西駅」まで移動したとしても、そこからスタジアムまではさらに徒歩で4時間ほどかかる計算だ。
そもそも同スタジアムは地域のスポーツ振興を目的とした県の総合運動公園内にあり、公共交通機関での遠方からの来場はほぼ想定されていない。そのため、実質的には自家用車やレンタカー、路線バスの利用が必須となる。
主要駅である空港からこれほど遠いということは、とりわけ県外から訪れるアウェイサポーターにとって非常にハードルが高いことを意味する。
飛行機での長距離移動に加えて、空港からスタジアムまでの陸路での移動も強いられるため、体力的にも時間的にも負担は大きい。
J2・J3百年構想リーグWEST-Bにおいては、特に大分トリニータが多くの観客を集めており、アウェイゲームであっても多くサポーターが駆けつける。
それでもアクセス難が響いた、4月25日に行われた琉球対大分のゲームは2147人の動員にとどまり、チームの今季平均動員数である2563人を下回る結果となった。
【著者プロフィール:編集部】
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