クラブの収益やスタジアムの熱狂を高める上で、観客の存在は欠かせない要素だ。多くのファン、とりわけ遠方からのアウェイサポーターを呼び込むためには、各地域の玄関口となる「主要駅」からのアクセス利便性が重要なカギを握る。今回はJリーグ全クラブを対象に、主要駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査。「主要駅から遠いスタジアム」をランキング形式で紹介する。[1/5ページ]
10位:クラサスドーム大分
使用クラブ:大分トリニータ
主要駅:大分駅
主要駅から徒歩:105分(7.2km)
【シャトルバスは大分駅からしか出ない】
Jリーグ、主要駅から遠いスタジアムランキングの10位は、大分トリニータの本拠地「クラサスドーム大分」だ。
地理的には、JR日豊本線で二つ隣にある「高城駅」などがより近い駅に挙がり、こちらも選択肢となるが、クラブ公式のアクセス案内では主要駅である大分駅からの移動が基本として推奨されている。
何より、試合当日に運行される直行のシャトルバスが大分駅近くの乗り場からしか発着しないため、遠方から特急などでやってくるアウェイサポーターのほとんどは大分駅を利用するのが実情だ。
そんな駅からのバス移動自体は比較的良好だが、遠征組にとって気になるのは「帰りの足」だろう。
【帰りのバスが…】
復路のシャトルバス最終便は試合終了の約20分後と案内されており、熱戦の余韻に浸る間もなく巨大なドームから乗り場へ急ぐ必要があるため、帰りの特急や飛行機の時間を気にするサポーターにとっては慌ただしい旅路になりがちだ。
同スタジアムは2002 FIFAワールドカップ(W杯)の会場となった由緒ある大規模施設であり、前述の高城駅も当時はW杯に合わせて駅舎を改修した歴史を持つ。
かつてはシーズン平均動員が2万人を超えた大分だが、J2・J3百年構想リーグは平均8415人と、ややさみしい数字だ。
歴史ある巨大スタジアムのスタンドを再び満たすためにも、このアクセスの壁を乗り越える工夫が期待される。

