クラブの収益やスタジアムの熱狂を高める上で、観客の存在は欠かせない要素だ。多くのファン、とりわけ遠方からのアウェイサポーターを呼び込むためには、各地域の玄関口となる「主要駅」からのアクセス利便性が重要なカギを握る。今回はJリーグ全クラブを対象に、主要駅からスタジアムまでの徒歩所要時間を『Googleマップ』で調査。「主要駅から遠いスタジアム」をランキング形式で紹介する。[4/5ページ]
7位:富山県総合運動公園陸上競技場
使用クラブ:カターレ富山
主要駅:富山駅
主要駅から徒歩:131分(9.2km)
【バス停からも歩く…】
ランキングの7位に名を連ねたのは、カターレ富山の本拠地「富山県総合運動公園陸上競技場」だ。
富山県の中心であり、北陸新幹線や複数の在来線が乗り入れる県内最大のターミナル駅・富山駅からスタジアムまでの距離は9.2km。徒歩で向かうとなれば131分を要する。
そのため、公共交通機関を利用する場合は富山駅南口からバスに乗るのが現実的なルートとなる。
試合日には直行の臨時バスが運行されるものの、通常の路線バスを利用する場合はスタジアム直行便が少なく、最寄りのバス停からさらに15分ほど歩く必要があるなど、主要駅からのアクセスは決して良好とは言えない。
【空港からのアクセスはピカイチ】
一方で、このスタジアムは「富山空港」から約2.6kmと非常に近く、空路でのアクセスがすこぶる良好という面白い特徴がある。
新幹線を利用して富山駅からバスやタクシーで向かうよりも、羽田などで飛行機に乗り、空路でやってくるアウェイサポーターの方がむしろストレスなく到着できるという、少し特殊な環境となっている。
そんなアクセス事情もあり、やはり動員は近隣クラブとの対戦で大きく伸びる傾向が強い。
J2・J3百年構想リーグにおける最多動員はアルビレックス新潟戦の1万799人で、ツエーゲン金沢戦の8127人がそれに続く。新幹線が止まる富山駅からの二次交通がより洗練されれば、遠方からの来場者もさらに増えるのではないだろうか。

