
CL史上最もつまらなかった決勝戦5選【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦といえば、世界最高峰のスターたちが集う夢の舞台だ。歴史に残る名勝負や劇的な展開が生まれてきた一方で、期待値が高すぎたからこそ「思ったほど盛り上がらなかった」と語られるファイナルも存在する。今回は、そんな退屈だったという声も少なくなかったCL決勝を5試合厳選して振り返る。[4/5ページ]
対戦カード:リヴァプール対レアル・マドリード

2021/22シーズンのファイナル、リヴァプール対レアル・マドリード【写真:Getty Images】
スコア:0-1
開催年:2021/22
【リベンジを誓った一戦】
2017/18シーズン以来の決勝カードとなったリヴァプールとレアル・マドリードの一戦は、緊迫したファイナルとなった。
その最大の要因となったのが、マドリーの守護神ティボー・クルトワの圧巻のパフォーマンスだった。
モハメド・サラー、ルイス・ディアス、サディオ・マネを擁するリヴァプールは、何度もゴールへ迫る。しかし、その決定機をクルトワが次々と阻止。驚異的な反応を見せ、最後までゴールを割らせなかった。
豪華な攻撃陣を揃えた両チームの対戦だけに、壮絶な撃ち合いを期待していたファンも少なくなかったはずだ。
【まさに“クルトワ劇場”】
だが実際には、互いに慎重さを崩さないまま試合は推移し、緊張感こそ高かったものの、エンターテインメント性という面ではやや静かな展開となった。
試合を動かしたのは後半。ヴィニシウス・ジュニオールがワンチャンスを仕留め、レアル・マドリードが先制。この1点を最後まで守り切り、マドリーが14度目の欧州制覇を成し遂げた。
2017/18シーズン決勝の雪辱を誓っていたリヴァプールだったが、再びマドリーの前に屈する結果に。試合のハイライトは、もはやクルトワのセーブ集と言っても過言ではないほどであり、GKの凄みを堪能するゲームだった。
既視感のある対戦カードだったからこそ、より劇的な展開や打ち合いを期待していたファンにとっては、やや物足りなさの残るファイナルでもあった。