5月31日の国際試合でアイスランド代表と対戦したサッカー日本代表は、2026 FIFAワールドカップに向けて準備を進めている。いまや欧州でも活躍する選手も多く、日本代表に入ること自体が狭き門となっている。今回は、日本代表に呼ばれていない選手の中から、W杯メンバーと遜色ない活躍を見せている最強の11人を選出する。[4/6ページ]
MF:守田英正(もりた・ひでまさ)
生年月日:1995年5月10日(31歳)
所属クラブ:スポルティングCP(ポルトガル)
25/26リーグ戦成績:31試合1ゴール4アシスト
日本代表通算成績:40試合6ゴール4アシスト
守田英正の落選は、今大会最大の謎と言っていい。
少し前まで、日本のボランチは遠藤航と守田が不動だった。抜群の危機察知能力と気の利いたポジショニングで攻守のバランスを整え、潤滑油としてチームを機能させる戦術眼は世界トップクラスだ。
2025年にコンディション不良で代表から遠ざかるも、スポルティングCPでは定位置を取り戻し、持ち前のセンスでゴールにも絡んだ。
今季限りでの退団を発表し、レアル・マドリード加入の噂すら浮上している。
その真偽は不明だが、この噂だけでも、世界的に評価されていることは明らかだ。
MF:藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・ちま)
生年月日:2022年2月16日(24歳)
所属クラブ:ザンクトパウリ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:32試合1ゴール3アシスト
日本代表通算成績:8試合0ゴール2アシスト
藤田譲瑠チマは、中盤の底から精度の高い長短のパスでゲームを組み立てる司令塔だ。
パリ五輪で主将としてチームを牽引し、昨年9月以降はA代表にも定着した。間違いなく有力な候補者の一人だった。
ただ、チームの中心になったときと、主役ではなくなる日本代表における影響力に差があった印象は否めず、そこが落選の一因かもしれない。
この1年間で、日本代表のMFの状況はガラリと変わった。佐野海舟の台頭があり、鎌田大地はシャドーではなくゲームを組み立てる側に回ることが多くなった。
しかし、守田の高度な戦術理解度と、藤田のピッチを俯瞰する展開力は唯一無二だ。“本家”とはまた異なる、極めて魅力的な武器であることは間違いない。


