【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎える。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会で、最も強力な戦力を揃えているのはどのチームなのか。今回は、各チームの戦力を4項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ)に分けて数値化(各25点の100点満点)し、1~5位のランキング形式で紹介する(本文の内容は現地時間6月10日の時点のもの)[4/5ページ]
2位:イングランド代表

イングランド代表FWハリー・ケイン【写真:Getty Images】
監督:トーマス・トゥヘル(2年目)
戦力値:93(攻撃力24、守備力24、選手層23、勝負強さ22)
【タレントは…】
トーマス・トゥヘル監督が率いるイングランド代表は、良い意味でクラブチームのようなスカッド構成となっている。
今大会に向けては、ハリー・マグワイアやコール・パーマー、フィル・フォーデンといったビッグネームを招集メンバーから外した。
主力級の選手であっても容赦なく選外としたことで、従来のイングランド代表につきまとっていた「スタメン論争」を最小限に抑えられる。たとえ「選手層」がやや薄くなったとしても、チームマネジメントの観点では大きなメリットと言えるだろう。
トゥヘル監督が重視する強度をベースにチームが構築されたことで、「攻撃力」と「守備力」の両面で大会屈指のクオリティを備えている。
攻撃陣は、今季リーグ戦で世界最多となる61ゴールを記録したハリー・ケインを軸に、両サイドには突破力のあるアタッカーが揃う。
また、トップ下ではボックス内で強みを発揮するジュード・ベリンガムと、ボックス外で違いを生み出せるモーガン・ロジャーズを使い分けることが可能だ。さらに、エベレチ・エゼも高いサブ適性を持っており、得点パターンは非常に豊富である。
【伝統的に…】
守備面でも前線からのプレスが整備されており、最終ラインにはハイライン対応を苦手とする選手がほとんど見当たらない。高さを生かした守備固めが可能なダン・バーンの存在も大きく、GKジョーダン・ピックフォードが持つ国際大会での経験値もプラス材料だ。
近年では最高クラスの戦力を揃えている一方で、不安材料として挙げられるのは「勝負強さ」だろう。
イングランドは1966年の自国開催大会を最後にW杯制覇から遠ざかっており、決勝トーナメントで避けて通れないPK戦も伝統的に苦手としている。
もっとも、ベンチには途中出場から攻守の流れを変えられる選手が揃っている。延長戦までに勝負を決め切ることができれば、悲願の世界制覇も十分に現実味を帯びてくるはずだ。