
オーストラリア代表のトニー・ポポヴィッチ監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。オーストラリア代表は14日、トルコ代表と初戦を戦う。6大会連続7回目の出場となるオーストラリア代表の指揮官を紹介する。
豪州再建を託された元代表DF
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オーストラリア代表を率いるのは、同国出身のトニー・ポポヴィッチ監督だ。
1973年生まれの52歳。現役時代はセンターバックとして活躍し、オーストラリア代表で58試合に出場。FIFAワールドカップにも出場経験を持つ。Jリーグではサンフレッチェ広島でプレーし、J1通算87試合13得点を記録した。
引退後は指導者へ転身し、クラブ監督として実績を積み重ねた。2014年には創設間もないウェスタン・シドニー・ワンダラーズをAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇へ導き、その手腕を高く評価された。その後もメルボルン・ビクトリーなどで結果を残し、オーストラリアを代表する指揮官の一人となった。
2024年9月、アジア最終予選で苦戦していたオーストラリア代表の指揮官に就任。グラハム・アーノルド前監督からチームを引き継ぐと、守備組織の整備とハードワークの徹底に着手した。
ポポヴィッチ監督の最大の特徴は、堅固な守備組織の構築にある。球際での強さや粘り強い守備といったオーストラリアの伝統を再びチームに根付かせながら、前体制で積み上げてきたビルドアップの質も維持。守備の安定感と縦への推進力を両立させるチームへと作り替えていった。
また、セットプレーの強さも現在のオーストラリアの大きな武器だ。アジア屈指のフィジカル能力を活かし、攻守両面で高い威力を発揮している。
一方で、北中米W杯では欧州や南米の強豪国との対戦が待っている。フィジカル面の優位性だけでは押し切れない相手も多く、持ち前の組織力やハードワークをどこまで発揮できるかが重要になるだろう。
アジア最終予選の途中からチームを立て直し、6大会連続のW杯出場へ導いたポポヴィッチ監督。元代表DFの名将は、オーストラリアを史上最高成績に並ぶベスト16、そして悲願のベスト8へ押し上げることができるだろうか。
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