日本代表はFIFAワールドカップ(W杯)で世界の強豪と互角以上に渡りあえる力をつけた。しかし、そこまでの道のりは決して平坦ではなく、過去の大会ではサポーターをガッカリさせることもあった。今回は、W杯における日本代表のワースト試合を紹介する。[3/5ページ]
日本代表 1-2 コートジボワール代表(グループステージ 第1節)

日本代表対コートジボワール代表【写真:Getty Images】
大会:2014 FIFAワールドカップ(開催国:ブラジル)
監督:アルベルト・ザッケローニ
【前評判は…】
前評判が高い時ほど、敗戦の味はより苦い。サッカー王国・ブラジルで開催された2014 FIFAワールドカップに臨むサッカー日本代表は、アルベルト・ザッケローニ監督の下で戦術と個が融合。本田圭佑、香川真司、長谷部誠、長友佑都ら欧州で研鑽を積んだタレントを擁し、素晴らしいチームに仕上がっていた。
グループステージ初戦の相手はコートジボワール代表。急速に力をつけてきたアフリカの強豪ではあったが、4年間で積み上げたものを発揮できれば十分に勝てる相手に思えた。
出だしは良かった。16分には本田の豪快な一撃で先制。その後は攻め込まれる時間帯が訪れるも、長谷部や森重真人、守護神の川島永嗣が身体を張って食い止めて失点を許さなかった。
【あの男が…】
後半も1点リードのまま時間が流れるなか、62分にターニングポイントが訪れる。この日ベンチから戦況を見つめていたコートジボワール代表の“絶対的エース”ディディエ・ドログバが投入されたのだ。
ドログバの登場後に相手の攻撃が活性化すると、ザックジャパンは64分に同点弾、66分に逆転弾を浴びてしまう。最終盤には吉田麻也を最終ラインから前線に上げてパワープレーを試みたものの、状況をひっくり返すことはできなかった。
土壇場での逆転負け。ドイツW杯のオーストラリア代表戦を思い起こさせる、あまりに痛い黒星だった。
試合後、ザッケローニ監督は「今日はこの4年間で出来ていたプレーができなかった」(JFA公式サイトより)と肩を落とした。世界的な点取り屋であるドログバの登場は、ザックジャパンの運命を大きく狂わせるには十分過ぎる威圧感を持っていた。
