サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でここまで躍動している。しかし、過去のW杯では、周囲の期待に応えられずに終わったスター選手も少なくない。今回は、W杯に出場した過去の日本代表選手で、W杯の舞台で輝けなかった選手を5人紹介する。[4/5ページ]
MF:香川真司(かがわ・しんじ)
生年月日:1989年3月17日
サッカー日本代表成績:97試合31ゴール20アシスト
2014W杯成績:3試合0ゴール0アシスト
【世界的名門で…】
2014年のブラジルワールドカップ(W杯)でサッカー日本代表はグループリーグ敗退という結果に終わった。そのチームの象徴であり、最も輝きを放てなかった中心選手が、背番号10を背負った香川真司である。
4年前の南アフリカ大会ではサポートメンバーだった香川は、その後欧州でセンセーショナルな急成長を遂げる。
ドイツのボルシア・ドルトムントでリーグ連覇の原動力となり、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドへ移籍を果たした。世界的なスター選手として、アルベルト・ザッケローニ監督率いるチームの中心に君臨していた。
それでも、W杯では苦しんだ。本職とは言えない左サイドでのプレーでは、相手の警戒網を前に得意のバイタルエリアでの連係や密集地を打開する切れ味を封じられた。さらに、2013/14シーズンのプレミアリーグでは18試合出場でノーゴールに終わっており、決して良い状態とはいえない中、精彩を欠いたパフォーマンスのままノーゴールで大会を去った。
【挫折を糧に】
だが、この屈辱が香川をさらに強くした側面もある。
4年後の2018年ロシアW杯。再び10番を託された香川は、初戦のコロンビア代表戦でPKを決めるなど、1ゴール1アシストの活躍でベスト16進出に大きく貢献した。
ブラジルでの挫折を糧に見事なリベンジを果たしたものの、2014年大会がキャリア最大の不完全燃焼であったことは否めない。

