FIFAワールドカップ(北中米W杯)のグループリーグ全日程が終了した。今大会、日本代表は充実した戦いぶりを披露してくれているが、なかには高い期待に応えきれずにいるチームも存在している。今回は、北中米W杯のグループリーグで残念な印象を残した国を5つ紹介する。[3/5ページ]
チェコ代表
グループリーグ成績:0勝1分2敗(勝ち点1)/2得点6失点
グループリーグ最終結果:4位(敗退)
【多くのファンが…】
パベル・ネドヴェドを筆頭に豊富なタレントを擁していた頃のチームを知っているファンほど、FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)を戦ったチェコ代表には失望したのではないだろうか。
EURO2004(欧州選手権)やドイツW杯で優雅さとダイナミックさを両立させたチームの面影はなく、セットプレーと空中戦以外は特に見せ場のない退屈なサッカーに終始。唯一の救いは、最終節までグループステージ突破の可能性を残したことくらいだろうか。
日本時間6月12日に行われた韓国代表との初戦を1-2の逆転負けで落とし、チェコ代表はいきなり窮地に陥った。
同19日の第2節・南アフリカ代表戦も1-1のドローに終わり、グループ2試合を終えてわずかに勝ち点1しか拾えず。攻撃は創造性とクオリティを欠き、守備も自陣に引いて耐えるだけになってしまった。
【最終戦は…】
勝利が絶対条件となった同25日の第3節・メキシコ代表戦は、実力の差を見せつけられる結果となった。グループ首位突破を決めてスタメンを大幅に入れ替えた相手に対して果敢に攻めたものの、返り討ちに遭い3失点。一度もゴールネットを揺らせないままタイムアップの笛を聴くこととなった。
奇しくも、現在チームのゼネラルマネージャー(GM)を務めているのは、チェコ代表が最後に出場したドイツW杯を知るネドヴェドである。
現役時代に無尽蔵のスタミナと強烈なミドルシュートで一世を風靡し、2003年のバロンドールを受賞したチェコの英雄は、グループステージ敗退が決まったメキシコ代表戦の直後、観客席で落胆の表情を隠しきれないでいるところをカメラに捉えられている。
黄金時代を築いた男は、自らが関わったチームの惨状をどう受け止めたのだろうか。

