
W杯後に海外クラブに渡った日本代表の5人【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ(W杯)は世界中から熱い視線が注がれるフットボールの祭典だ。世界中が注目する同大会での活躍が移籍に繋がるケースも多く、W杯を経て世界に飛び出した日本人選手も多い。今回は、W杯終了後から半年以内に海外クラブへ移籍した選手を紹介する。[4/5ページ]
GK:川島永嗣(かわしま・えいじ)

日本代表GK川島永嗣【写真:Getty Images】
生年月日:1983年3月20日
最初のW杯出場:南アフリカ大会(2010年)
当時の所属:川崎フロンターレ
移籍先:リールセSK(2010年7月)
【W杯直前に正GKへ】
川島永嗣は、FIFAワールドカップ2010(南アフリカW杯)から3大会連続で日本代表のゴールマウスを守った。
1998年のフランスW杯から日本代表は、川口能活と楢﨑正剛という2人の名GKがポジションを争っていた。
長きにわたって彼らの間に割って入るGKはいなかったが、南アフリカW杯に向けて岡田武史監督は開幕直前に川島を正守護神に抜擢。開幕時点で10キャップのみだった川崎フロンターレ所属のGKを1番手に据えたのだ。
岡田監督による川島の正GK抜擢や長谷部誠の主将就任、本田圭佑のワントップ起用など大胆な入れ替えが功を奏した日本代表は、下馬評の低かった状況を覆してラウンド16へと駒を進めた。
川島は初戦のカメルーン戦から好セーブを連発。ラウンド16のパラグアイ戦ではPK戦の末に敗れたが、大会を通して2失点と堅守を最後尾から支えた。
【海外で14シーズンプレー】
W杯後の7月にベルギーのリールセSKに完全移籍を果たす。当時の常識では日本人GKが欧州で成功するのは難しいとされていたが、語学力の高さも大きな武器となり、欧州で14シーズンを過ごした。
今でこそ鈴木彩艶や野村大志ブランドン、小久保玲央ブライアンら多くのGKが欧州でプレーしているが、川島はその先駆者と言える存在だった。