
スイス代表 選手名鑑【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が現地時間6月11日に開幕を迎えた。48チームが参加して全104試合が開催される史上最大規模の世界大会には、果たしてどのような選手たちが参戦するのだろうか。今回は、6大会連続13回目の出場となるスイス代表の招集メンバー26人と基本フォーメーションを紹介する。※成績は6月1日時点。[5/6ページ]
フォワード
ブレール・エンボロ(背番号7)
生年月日:1997年2月14日(29歳)
所属クラブ:スタッド・レンヌ(フランス)
25/26リーグ戦成績:31試合8ゴール3アシスト
代表通算成績:86試合24ゴール18アシスト
カタール大会後、前十字靭帯断裂や脅迫による有罪判決など、トラブル続きの3年半だったがスイス代表での立ち位置はエースのまま変わらず。187cmの体躯で強引にフィニッシュまで持っていき、スピードやテクニックも併せ持つ、強くしなやかなストライカーだ。1人で完結させられるだけの能力があり、その日の出来次第で試合の展開が大きく変わる存在である。前回大会は2得点を挙げ、グループステージ突破に貢献。今大会はノックアウトステージ初勝利を狙う。
ダン・エンドイェ(背番号11)
生年月日:2000年10月25日(25歳)
所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
25/26リーグ戦成績:24試合1ゴール1アシスト
代表通算成績:30試合7ゴール5アシスト
ピッチ上の特異点となり得るスピードスター。とにかく足が速く、縦突破からチャンスクリエイトを狙う。自分の間合いに入りさえすれば何度も企図するため、昨季のセリエAにおける被ファウル数やプログレッシブキャリー数で、リーグトップレベルの数字を残した。一方で決定力には課題が残り、ゴール前の冷静さを欠く場面が散見される。浅野拓磨を彷彿とさせる爪を立てるゴールパフォーマンスは、父が「テランガのライオン」として親しまれるセネガルにルーツを持ち、幼少期から母に「小さなライオン」と呼ばれていたことが由来。
ノア・オカフォー(背番号19)
生年月日:2000年5月24日(26歳)
所属クラブ:リーズ・ユナイテッド(イングランド)
25/26リーグ戦成績:28試合8ゴール1アシスト
代表通算成績:25試合2ゴール2アシスト
復活の予感を漂わせる未完の大器。スピードに乗ったドリブルが得意であり、185cmの体躯で簡単に当たり負けしない。スーパーサブ適性が高く、ザルツブルク時代やミラン1年目は少ない出場機会の中で得点に絡んでおり、W杯でもその役割が期待される。一方で消える試合も多く、特に決定力はコンディションに大きく依存する。リーズ・ユナイテッドにおいて直近出場した7試合で6ゴールを挙げているが、ふくらはぎの負傷も抱えており、調子がどちらに傾くか分からない。
ゼキ・アムドゥニ(背番号23)
生年月日:2000年12月4日(25歳)
所属クラブ:バーンリー(イングランド)
25/26リーグ戦成績:4試合0ゴール0アシスト
代表通算成績:28試合11ゴール1アシスト
シーズン開幕前に前十字靭帯断裂の大けがを負い大会欠場が危ぶまれたが、ムラト・ヤキン監督からの信頼は厚くメンバー入りを果たした。相手の背後から抜け出し、利き足とは逆の左足でも鋭いシュートを放つ。ヘディングの威力もあり、様々な局面で得点が期待できるストライカーだ。偽9番として味方と連携を取ることもうまく、起用の幅は広い。代表でも通算28試合11ゴールと躍動しているが、怪我の影響がどこまで現れるかは未知数だ。W杯で弓を引くゴールパフォーマンスを見ることはできるだろうか。
セドリック・イッテン(背番号26)
生年月日:1996年12月27日(29歳)
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ)
25/26リーグ戦成績:30試合15ゴール3アシスト
代表通算成績:15試合5ゴール2アシスト
190cmと圧巻の長躯を誇り、その体格を活かしたポストプレーが得意。足元の技術は並で、ゴール前で構え、相手との駆け引きを制しゴールを叩き込む生粋のターゲットマンだ。今季はブンデス3部への降格を喫したデュッセルドルフで15ゴールを記録し、ブンデス1部への個人昇格が確実視される。スイス代表には同じタイプの選手が少なく、途中から違いを作れるスーパーサブとしての起用が考えられる。レンジャーズ在籍時、リーグ優勝で興奮状態のスティーブン・ジェラード監督が酒浸しになった控室の床にダイブした様が、未だに忘れられないようだ。
