
北中米W杯で起きた事件簿5選【写真:Getty Images】
日本時間6月12日に開幕した2026 FIFAワールドカップは、スペイン代表の優勝で幕を下ろした。激闘が繰り広げられた1カ月を振り返ってみると、これほど様々な出来事が発生したW杯は過去になかったのではないだろうか。今回は、北中米W杯に関連した“事件”を5つ紹介する。[3/5ページ]
W杯早期敗退と苛烈な批判

ホン・ミョンボ監督【写真:Getty Images】
対象者:ホン・ミョンボ監督(韓国代表)
【大会前は楽観視していた韓国メディア】
ソン・フンミンやイ・ガンインら世界に誇るタレントを擁しながら、韓国代表は“史上最高の蜂蜜組”とも呼ばれたグループステージを突破できずに大会を去った。
代表チームを率いたホン・ミョンボ監督に対する韓国国民の怒りは頂点に達し、現在進行形で最悪の後味を残している。
メキシコ代表、南アフリカ代表、チェコ代表と同居するグループAに振り分けられたことを受け、2026 FIFAワールドカップ開幕前の韓国国内は楽観論が支配していた。
日本時間6月12日に行われたグループステージ 第1節では、1点ビハインドの劣勢を跳ねのけてチェコ代表に2-1と逆転勝利。滑り出しは順調に思えた。
【敗退確定でボロボロ…】
だが、大会前のチーム練習時に韓国取材陣がソン・フンミンの兵役免除を嘲笑する発言を放ち、代表チームが韓国メディアの取材を拒否するなど、当初から火種は存在していた。
同6月19日の第2節でメキシコ代表に0-1で敗れると、今度はホン・ミョンボ監督と選手たちの“不和説”が浮上。決勝トーナメント進出が懸かった同6月25日の第3節、南アフリカ代表戦で、指揮官はソン・フンミンとイ・ジェソンというチームの核となる選手たちを先発から外した。
それでも結果を出せていれば「勇気ある決断」と称賛されただろうが、韓国代表は格下の南アフリカ代表に0-1で敗戦。3位枠での救済からもこぼれ落ち、屈辱のグループステージ敗退となった。
敗退後、韓国に戻った際には空港に集まった人々からホン・ミョンボ監督に辛辣な言葉が投げつけられ、ついには殺害予告まで出される始末。ホン・ミョンボ監督選任時の不正疑惑で大韓サッカー協会が捜査を受けるなど、事態は韓流ドラマさながらの劇的な展開を迎えている。