
北中米W杯で起きた事件簿5選【写真:Getty Images】
日本時間6月12日に開幕した2026 FIFAワールドカップは、スペイン代表の優勝で幕を下ろした。激闘が繰り広げられた1カ月を振り返ってみると、これほど様々な出来事が発生したW杯は過去になかったのではないだろうか。今回は、北中米W杯に関連した“事件”を5つ紹介する。[4/5ページ]
南アフリカ代表選手の死去

南アフリカ代表MFジェイデン・アダムス【写真:Getty Images】
対象者:ジェイデン・アダムス(南アフリカ代表)
【突如として飛び込んできた悲報】
2026 FIFAワールドカップが盛り上がりを見せる最中、あまりに悲しいニュースが飛び込んできた。
南アフリカ代表の一員として3試合に出場したジェイデン・アダムスが、W杯敗退直後に母国の自宅で亡くなっているのが見つかったのだ。まだ25歳、あまりに早すぎる死である。
今大会の南アフリカ代表は、メキシコ代表、韓国代表、チェコ代表と同居したグループAを2位で突破。同国史上初の決勝トーナメント進出を果たした。
日本時間6月29日に行われたラウンド32でカナダ代表に0-1で敗れて旅路は潰えたものの、新たな歴史の1ページをめくった選手たちには南アフリカ国内でも称賛の声が相次いだ。
【自ら命を絶ったとの報道も…】
しかし、同7月11日に南アフリカ国民は深い悲しみに包まれる。帰国して間もないアダムスの突然の訃報。死因は明らかにされていないが、イギリスメディア『ロイター』が同7月14日に伝えたところによると、南アフリカのケープタウン警察が同選手の死について捜査を開始したという。
また、『ロイター』はアダムスの死に事件性がなく、自ら命を絶った模様だとも報じている。
なお、同6月19日に行われたグループステージ 第2節 チェコ代表戦の前日、アダムスは72歳の祖母マリアンナさんを亡くしている。深い悲しみの中でW杯を戦い抜き、カナダ代表戦で幕切れを迎えたところで気持ちの糸が切れてしまったのだろうか。
国の英雄的存在となった選手であっても、身近な人の死という避けがたく耐えがたい悲しみからは逃れられなかった。
準々決勝前には同選手を悼んで選手やサポーターが黙とうを捧げている。