フットボールチャンネル

「見たかったのに…」北中米W杯でまさかの出場0に終わった選手5人

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images


北中米W杯で出場なしに終わったスター選手たち【写真:Getty Images】



 FIFAワールドカップ2026・北中米大会(北中米W杯)は史上初となる48ヵ国参加の大会となり、決勝・3位決定戦まで進んだチームは最大8試合の過密日程をこなさなければならなかった。強豪国はその日程で勝ち進むため26人の登録選手を起用していったが、中には1試合も出場しないまま大会を去った選手もいる。今回は、W杯でベンチを温め続けた選手たちをピックアップし紹介する。[3/5ページ]

リュカ・エルナンデス(フランス代表)


フランス代表のリュカ・エルナンデス【写真:Getty Images】



生年月日:1996年2月14日
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
25/26リーグ戦成績:25試合0ゴール3アシスト
代表通算成績;42試合0ゴール6アシスト

【W杯優勝&3度のCL制覇】

 リュカ・エルナンデスが刻んできたワールドカップの時計の針は、カタール大会のグループリーグ第1節で止まったままだ。

 アトレティコ・マドリードのユースチームからトップ昇格を果たしたリュカは、ディエゴ・シメオネのもと抜群の対人守備を身に付け、2018年3月にフランス代表として国際Aマッチに初出場を果たした。

 同年夏に行われたロシア大会では、全7試合に出場し、20年ぶりとなるW杯制覇に貢献。左SBの位置でレ・ブルーの守備を支えた。

 22歳にしてサッカー選手最高の栄誉を掴んだ同選手は、翌年移籍したバイエルン・ミュンヘンでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験。現在在籍しているパリ・サンジェルマンでも2024/25シーズンからCL2連覇を果たしており、タイトル請負人として評価を確立してきた。

 ただ、現在のリュカのクオリティは全盛期とは程遠い。カタールW杯で負った大怪我が彼のその先を変えてしまったのだ。



【前大会は負傷離脱】

 グループリーグ初戦のオーストラリア戦、リュカは背後のボールを追った際にバランスを崩し転倒。右膝前十字靭帯断裂の大怪我で、その後の全試合を欠場することを余儀なくされた。

 2年後の2024年には左膝の前十字靭帯も断裂。彼の身体はボロボロだが、それでもコンディションを整え、自身3度目となる北中米W杯のメンバーに選ばれている。

 しかし、同選手に出場機会は与えられなかった。左SBにはルカ・ディーニュと弟のテオ・エルナンデスが起用され、左CBにはウィリアム・サリバとマクサンス・ラクロワが陣取った。

 大会前には「フランスの攻撃陣は世界一だ」と発言し、ディディエ・デシャン監督に「そんなことを言ってはいけない」と諫められていた同選手だったが、ディフェンス陣では唯一の出場なしで、3度目のW杯を去ることとなっている。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top