
北中米W杯でちょっとしか出ていない選手たち【写真:Getty Images】
実力や実績を備えながらも、チーム内の競争や戦術的な事情によって、十分な出場機会を得られない選手は少なくない。FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でも、わずかなプレー時間にとどまりながら、「もっと見たかった」と感じさせる実力者たちがいた。今回は、限られた出場時間の中で大会を終えることになった選手たちを紹介する。[2/5ページ]
FW:後藤啓介(日本代表)

日本代表FW後藤啓介【写真:Getty Images】
生年月日:2005年6月3日(21歳)
所属クラブ:フライブルク(ドイツ)
北中米W杯成績:1試合0得点0アシスト
【上田綺世との序列の差】
今大会の日本代表メンバーで最年少の21歳として選出された後藤啓介だが、本大会で与えられた出場機会は、第2戦のチュニジア代表戦でプレーした6分間のみ。その他の試合ではベンチから戦況を見守ることになった。
後藤の出場機会が限られた直接的な理由は定かではない。ただ、前線の序列が大きく影響した可能性は高い。
後藤が日本代表に初招集されたのは昨年11月。本大会までの代表での出場はわずか4試合だった。
一方、同じセンターフォワードのポジションには、チームの絶対的なエースである上田綺世が君臨。今大会の上田は、全4試合のほとんどでピッチに立ち続けており、経験や実績を含めた両者の差は否めなかった。
【ピッチ外で示した存在感】
それでも、後藤はベンチで戦況を見守るだけではなかった。試合中には率先して味方選手へ水を配るなど、チームを支える役割にも積極的に取り組んだ。
わずかな出場時間にとどまったものの、世界最高峰の舞台を経験したことは、今後の成長にとって大きな財産となるはずだ。
次世代のストライカー候補として、今大会で得た悔しさや経験をさらなる飛躍につなげられるか。後藤にとって、今回のW杯は新たなスタート地点になったとも言えるだろう。