
北中米W杯でちょっとしか出ていない選手たち【写真:Getty Images】
実力や実績を備えながらも、チーム内の競争や戦術的な事情によって、十分な出場機会を得られない選手は少なくない。FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)でも、わずかなプレー時間にとどまりながら、「もっと見たかった」と感じさせる実力者たちがいた。今回は、限られた出場時間の中で大会を終えることになった選手たちを紹介する。[4/5ページ]
MF:ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド代表)

イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン【写真:Getty Images】
生年月日:1990年6月17日(36歳)
所属クラブ:無所属
北中米W杯成績:1試合0得点0アシスト
【経験を買われて…】
自身4大会目となるワールドカップ(W杯)に臨んだジョーダン・ヘンダーソンだったが、不完全燃焼のまま大会を終えることになった。
メンバー入りには賛否両論があったものの、これまで代表やクラブで積み重ねてきた豊富な経験をトーマス・トゥヘル監督に評価され、イングランド代表に招集された。
しかし、エリオット・アンダーソンやデクラン・ライスら、世界トップクラスのタレントが揃う中盤において、ヘンダーソンの序列は決して高くなかった。
出場機会はグループリーグ第3戦のパナマ代表戦で、試合終盤に与えられた6分間のみ。その後はベンチからチームを支える役割に回った。
【思わぬ形で…】
ラウンド16のメキシコ代表戦では、思わぬアクシデントにも見舞われた。死闘を制し、自国のサポーターと勝利の喜びを分かち合った直後、ピッチ脇に設置された看板を飛び越えようとして転倒。手首を骨折するという、予想外の形で負傷してしまった。
豊富な経験を持つベテランとして、ロッカールームやベンチで精神的支柱の役割を果たしたことは間違いない。
それでも、4度目のW杯でピッチ上の力を十分に示すことはできなかった。ヘンダーソンにとっては、悔しさの残る大会となった。