
歴代GK移籍金ランキング6~10位【写真:Getty Images】
2026年8月19日、サッカー日本代表GK鈴木彩艶がプレミアリーグのアストン・ヴィラに移籍金3000万ユーロ(約55.5億円)で移籍。日本人史上2番目の金額で新天地へと渡った。日本人選手としては破格の移籍金だが、世界のGK市場では、さらに巨額の取引が成立してきた。今回は、歴代GKの移籍金をランキング形式で紹介する。※データは『Transfermarkt』を参照(8月21日時点)。金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。[2/5ページ]
9位:ティボ・クルトゥワ

ティボ・クルトゥワ【写真:Getty Images】
生年月日:1992年5月11日
移籍日:2018年8月9日
移籍先:チェルシー(イングランド)→レアル・マドリード(スペイン)
移籍金:3500万ユーロ(約64.1億円)
【相手選手が錯覚する199cm】
199cmの長身、長い手足、そして大きな身体からは想像もつかないほどの俊敏性。ティボ・クルトゥワがゴールマウスに立ちはだかるだけで、相手シューターはゴールが狭く感じるはずだ。
34歳となった今もなお衰え知らずの“タランチュラ”は、その功績からサッカー史に名を残し続けることになるだろう。
ベルギー・リンブルフ州ブレーで生を受けたクルトゥワ。恵まれた体格のルーツは両親にあり、どちらも元バレーボール選手だった。
母国の名門・KRCゲンクで頭角を現すと、2011年7月にチェルシーFCへ完全移籍。同年から2014年にかけてアトレティコ・マドリードへローン移籍し、着実にGKとしての名声を高めていった。
【移籍金回収に匹敵する活躍】
2018年8月、クルトゥワは3500万ユーロ(約64.1億円)もの移籍金でレアル・マドリードに加入。世界最高のGKの1人となった男の獲得にあたり、“白い巨人”は歴代GK移籍金ランキング9位にあたる金額の支払いをためらわなかった。
なお、それまでのラ・リーグにおけるGKの移籍金最高額は、クルトゥワが去った後にアトレティコ・マドリードがヤン・オブラクを獲得した際の1600万ユーロ(約29.3億円)。クルトゥワの移籍はこの記録を倍以上更新する破格の取引だった。
レアル・マドリードではラ・リーガを3度、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFIFAクラブワールドカップを2度も制覇。圧倒的なセービング能力で幾度となくチームの窮地を救い、クラブの黄金期を創出した。
レアル・マドリードからすれば、現在に至るまでの在籍期間中に記録的な移籍金を回収したと考えているかもしれない。