
デッドラインデーで生まれた衝撃移籍(1)【写真:Getty Images】
欧州主要リーグの2026-27シーズンの移籍市場が、大詰めを迎えている。今年は日本時間9月2日早朝までに5大リーグのマーケットが閉幕する予定だ。通称「デッドラインデー」とも呼ばれる移籍市場最終日には、毎年数多くの移籍が成立する。今回は、過去のデッドラインデーに成立した衝撃の移籍を紹介する。[2/5ページ]
FW:ウェイン・ルーニー(元イングランド代表)

マンチェスター・ユナイテッドFWウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
生年月日:1985年10月24日
移籍:エヴァートン→マンチェスター・ユナイテッド
移籍日:2004年8月31日
移籍金:3700万ユーロ(約68.4億円)
【世界を18歳が注目】
マンチェスター・ユナイテッドで史上最多となる253ゴールを記録したウェイン・ルーニーも、デッドラインデーに移籍が決まった選手の一人だ。
エヴァートンのアカデミー出身の同選手は、16歳でトップチームデビュー。2004年夏に開催されたユーロ(欧州選手権)でも4試合4ゴールの活躍を披露すると、ビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられた。
その争奪戦を制したのが、アレックス・ファーガソン監督率いるマンチェスター・ユナイテッドだった。2004年8月31日に3700万ユーロ(約68.4億円)の移籍金で合意に達し、当時の10代選手として史上最高額での移籍となった。
【レジェンドの記録を超える】
ルーニーの伝説は、ユナイテッドでのデビュー戦から始まった。怪我から復帰した9月末のフェネルバフチェ戦でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューを果たすと、いきなりハットトリックを達成。その後もゴールを積み重ね、ボビー・チャールトンが保持していたクラブの最多得点記録も塗り替えた。
純粋な9番としてだけでなく、中盤まで下がってゲームを組み立てるなど、世界最高峰の万能型FWとして躍動。ファーガソン体制を象徴する選手として黄金期を支え、プレミアリーグやCLをはじめ、数々のビッグタイトル獲得に貢献した。
出場機会が減少した後の2017年夏には、古巣エヴァートンへの復帰を果たす。最後は自らが育ったクラブに戻る。そのキャリアは、輝かしい実績だけでなく、始まりの場所へ帰るという意味でも美しいものだった。